2007年8月28日(火)

番組内容
コーポレートメディア

独立系メディアの健闘-「デモクラシーナウ!」

マスコミと市民メディア
CBSのエグゼクティブプロデューサー、スーザン・ジリンスキーさんは自問自答する。「確かに私たちは広告と視聴率の強烈なプレッシャーの中にいる。それでも社会問題に取り組んだ番組にも挑戦している。ところが数字がついてこない。テレビの前に人がいない。それじゃあ誰のために作るの?自分のため?」と。大手メディアが良質な報道番組をつくっても、従来と違い、大多数の視聴者の支持を得られない現実がある。
アメリカの大手メディアが抱えている問題は、日本の大手メディアが抱える問題と共通する点も多い。アメリカの人々は、これ以上の合併は認めるなと議会や FCC(連邦通信委員会)に声を上げ始めている。メディアの問題を国民的課題にし、「知る権利」を守らないと他の重要な問題にも響いてくるからだ。
何か言いたいことがあればケーブルテレビの「パブリックアクセスチャンネル」を使っていつでも誰でも発信できる。ブログでもYouTubeでもいい。発信する裾野が広ければ広いほど健全な民主主義を支える屋台骨となる。日本でもこうした考え方が広まりつつあり、市民メディアが盛りあがりを見せつつある。
