2006年1月26日(木)

大震災から11年・神戸空港の行方

内容

大震災から11年目の神戸市。今年2月16日には神戸空港が開港します。震災からの復興だけが称えられた時代から、海、陸、空が変わるミナト神戸の誕生は市民に新しい刺激を与えることになります。
神戸空港は一部市民の反対運動に晒される等、世論を2分しての着工でした。
しかし完成が近づくにつれ、市民の期待は高まり、新空港をいかに有効に使い、魅力ある空港にするのか夢は膨らみます。
また新空港に関わる地元の企業、市民は殆どが大震災を乗り越えてきた人達です。
震災当日、ローソクとストーブの灯で店を開け続けた元町のおかき屋さん。
バレンタインデーが近づいた時期に大震災で工場を失ったチョコレートメーカー。
盗難を防ぐ為に夜警団を組織し、2週間泊り込みで店を守り抜いた三ノ宮の宝石店。
震災の経験を振り返ると共に新空港への期待を描きます。

神戸空港は同じ大阪湾内で巨額の国税を注ぎ込んだ関西国際空港と競合させない為、開港時から様々な制約が課されています。このままでは大幅赤字は必至の状勢です。

神戸市民に借金と赤字のつけを残さない知恵と工夫は果たしてあるのか。

大阪湾空港という新しい発想で神戸空港の行方を考える人がいます。そのアイデアとは?

ナレーションは、被災の体験を共有される神戸出身の棋士・谷川浩司九段が初挑戦されます。