99.83%

11月17日99.83%

日本の刑事裁判の有罪率は99.83%。
一審での無罪は珍しいが、実は二審での逆転無罪はもっと珍しい。

なぜなら刑事裁判では、二審は「事後審」といって、一審が適切に行われたかどうかをチェックする役割で、基本的には新たな証拠調べは行われないのである。
福崎さん
そんな中、福崎はわずか1年半の大阪高裁の裁判長時代に、
一審を破棄した判決を35件、しかもその内7件は「逆転無罪」の判決だった。

それは退官直前の一種の“告発”だったのか、
それとも、偶然の“巡り合わせ”に過ぎないのか。
上田ディレクター
福崎の大阪高裁裁判長時代の判決文を集めて読み込んでいくと、 数年ストップしていた重大事件の審理を果敢に進めたかと思えば、別の事件では被告人の言い分を最後まで聞こうと審理に時間をかける姿。さらには、軽い事件で独自の法解釈に強いこだわりを見せるなど、福崎の様々な側面が浮かび上がってきた。
福崎の大阪高裁裁判長時代の判決文