はんなんSDGs未来フォーラム
カンテレの気象予報士とアマモ場再生のスペシャリストと一緒に学ぼう!

はんなんSDGs未来フォーラム
カンテレの気象予報士とアマモ場再生のスペシャリストと一緒に学ぼう!

はんなんSDGs未来フォーラム カンテレの気象予報士とアマモ場再生のスペシャリストと一緒に学ぼう!

開催レポート

「はんなんの海を守り育てていく!」参加者の気持ちをひとつに
カンテレの気象予報士×アマモ場再生のスペシャリストたちが未来を語り合う
3月3日、大阪府阪南市の市立文化センター(サラダホール)で、「はんなんSDGs未来フォーラム」が開催され、カンテレの気象予報士の片平敦さん、浅田麻実さん、アマモ場の保全・再生に取り組むNPO法人「大阪湾沿岸域環境創造研究センター」専務理事の岩井克巳さんらが登壇しました。地球温暖化や気候変動、さらには阪南市で取り組まれている「アマモ場の再生事業」など、SDGsをテーマとしたまちづくりについて、会場に集まった約250人の参加者らと共に、90分にわたってトークを繰り広げました。
トップバッターの浅田さんは「春夏秋冬」をテーマに季節ごとの気圧配置のほか、普段何気なく目にしている「雲」の特徴などを解説しました。また、「かみなり」をテーマにしたトークでは、フライパンを手に持ってクイズを出題し、子供たちと一緒に考える場面も。正解を発表すると、会場からはどよめきの声が上がりました。
続いて、片平さんは「地球温暖化」と「気候変動」をテーマに、2023年の気温上昇がいかに異常だったかを最新のデータと共に解説。国連のグテーレス事務総長が「地球温暖化の時代は終わった。地球沸騰化の時代(Era of global boiling)が到来した」と発言したことを引き合いに出して危機感を伝える一方で、「1℃の気温上昇」を「大阪が白浜(和歌山県)に移動するようなイメージ」とかみ砕いて解説し、参加者の興味をそそりました。さらに、温暖化の原因であるCO2が大気中に0.04%しか含まれないにもかかわらず、「なぜ、今対策をしないといけないのか?」を、将来の異常気象や甚大な災害など、恐るべきシナリオと共に分かりやすく解説しました。もちろん、一撃必殺のダジャレもふんだんに織り交ぜながら。
その後を任された“アマモ場再生のスペシャリスト”岩井さんは、阪南市の海岸で繁殖しているイネ科の植物「アマモ」を紹介し、「今、海の中で何が起きているのか?」を丁寧に解説しました。アマモは「海のゆりかご」とも呼ばれ、海中や地中の余分な栄養を吸収しているほか、CO2を吸収して光合成することで、海中に大量に酸素を供給していることを、図解資料や貴重な写真をと共に解説しました。さらに、去年夏の台風で阪南市の海岸に生息していたアマモが壊滅的なダメージを受けたことを、台風襲来の前後を比較した動画を使って紹介するなど、“アマモ場再生のスペシャリスト”としての研究成果を発表しました。
すると、ここでサプライズが!アマモの妖精『アマモン』と一緒に登場したのは、東京都からやってきた瀬之上綾音ちゃん。綾音ちゃんは小学3年生(当時)で、海が抱える問題の研究や全国のアマモ再生活動に参加していて、「海事産業をテーマにした小中高生向け新聞コンクールで2023年度のグランプリ(小学生部門)を獲得しました。そんな綾音ちゃんがステージの上で紹介したのはA4サイズの紙を折りたたんだ「折り本」。なんとそこには、アマモなどがCO2を吸収する仕組み「ブルーカーボン」に関する内容がイラスト付きでコンパクトにまとめられていました。「ブルーカーボン」に関する本が小学校の図書館に無いことをきっかけに、自ら学んだことをみんなにも知って欲しいと願う綾音ちゃん。「折り本」の内容が音声付き動画で紹介されると、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。
さらに、阪南市の水野市長が登壇すると、小学生低学年から実施している市独自の海洋教育プログラムを紹介したり、民間企業と組んで沿岸のアマモの保全・再生に努めるなど、SDGsでまちづくりを推進していることをアピールしました。阪南市のそうした活動が評価されて去年、5つの沿岸区域は国から「自然共生サイト」の認定を受けています。また、中学生以降の世代にも海洋教育を根付かせていくことをコンセプトに、2024年度からスタートする「はんなん海の学校」の活動内容も発表され、開校式では、1期生たちが力強い決意を述べました。
プログラムの最後には、出演者らと小学生たちが一緒に記念撮影を行い、90分のプログラムはあっという間に終了!また、アンケートに答えてくれた方には抽選でプレゼントが当たる企画も実施され、終演後も、出演者やマスコットキャラクターたちと記念撮影する列が途絶えませんでした。
はんなんSDGs未来フォーラム

出演

  • 片平敦
    (気象予報士/防災士)
    主な出演番組「newsランナー」「よ~いドン!」「旬感LIVEとれたてっ!」「LIVEコネクト!」

    片平敦
  • 浅田麻実
    (気象予報士/防災士)
    主な出演番組「FNN Live News days」「旬感LIVEとれたてっ!」「LIVEコネクト!」

    浅田麻実
  • 岩井克巳
    技術士(建設部門)/ 水産工学技士(水産土木部門)/ 潜水士
    阪南市を中心とした泉州地域でのアマモ場再生を核とした海洋教育、カキ小屋などを核とした漁業の活性化を実践・指導。

    岩井克巳

開催概要

はんなんSDGs未来フォーラム
カンテレの気象予報士とアマモ場再生のスペシャリストと一緒に学ぼう!
日時:2024年3月3日(日) 午後1:30~午後3:00(受付:午後0:30~)
場所:阪南市立文化センター(サラダホール)
今、世界で何が起きているのか?わたしたちの未来はどうなるのか?
気候変動や地球温暖化の仕組みを分かりやすく解説!
阪南市が取り組んでいるアマモ場再生の取り組み(ブルーカーボンプロジェクト)はCo2削減にどのように貢献しているのか?
温暖化
アマモ
“気象のスぺシャリスト×海のスペシャリスト”
SDGsを原動力としたまちづくりをみんなで考えよう!(小学4年生以上がおすすめです)

会場でアンケートに答えてプレゼントをゲットしよう!

参加者募集

定員500人 参加無料
・小学生のみでの参加はご遠慮願います。
・追加申込については、定員500名までの先着順となります。
・2月1日以降にお申し込みいただいた方には、順次、メールアドレスに開催通知を送付させていただきます。
・当日、TVカメラによる撮影が行われます。映像は後日、インターネット上で公開されます。また、カンテレの番組でも放映される可能性がありますので、ご了承をお願いいたします。
【参加申込の受付は終了しました】
なお、当日の座席にはまだ空きがありますので、参加申込をされていない場合、会場にて先着順で受付いたします。
※1月31日(水)までに応募された方には、2月上旬に当選メールを送信しています

アクセス

阪南市立文化センター(サラダホール)
〒599-0201 大阪府阪南市尾崎町35-3

南海電車「尾崎駅」下車徒歩3分
できるだけ公共交通機関をご利用のうえお越しください

主催・企画運営

主催
HANNAN SDGs未来都市
 
阪南市
企画運営
関西テレビ放送

問合せ先

阪南市 未来創生部 シティプロモーション推進課
〒599-0292
大阪府阪南市尾崎町35-1
TEL:072-489-4510
e-mail:city-promotion@city.hannan.lg.jp