2023年10月22日（日）、関西テレビが2015年から協力している「大阪市里親会シンポジウム」が大阪市天王寺区にあるクレオ大阪中央で開催されました。今年は4月1日に子ども家庭庁が発足しましたが、このシンポジウムでは、なによりも子どもたちのためになる里親制度について、実際に里子を養育している里親や支援機関の関係者そして一般市民の人など、およそ70人が参加して意見を交わしました。

第一部では、大阪公立大学教授で、自らも養育里親の、伊藤嘉余子先生が「子どもの声に耳をすませて～子どもとつくる里親制度～」と題し講演を行いました。伊藤先生は、近年「子どもの“きいてもらう権利”」や「子どもの声を聴くこと」に対する関心や意識が高まっていることを受け、「子どもの声をきく」とはどうゆうことか、子どもに身につけてほしい「きく」そして、おとなも心がけたい「きく」について具体的な例をあげて説明しました。

続く第二部では、伊藤先生がコーディネーターとなり、里親支援機関の職員と養育里親、専門里親の3人のパネリストが、それぞれの立場とさまざまな経験から、子どもが第一、子どものためになる里親制度について話し合いました。