商店街にズラリと並んだ自動車…。まるで車のショールームのようです。
【目撃者】
「さすがにどうなの?みたいな」
2月5日の午前0時半ごろ。名古屋市内にある商店街の中に、停められた7台ほどの車。
車の前で数人がスマートフォンで撮影しているように見えます。
この場所は午後10時までは歩行者専用で午後10時以降は車が走れるようになっているということですが、複数台の車を停車させていて、他の車が通行することができません。
自動車の前を通りにくそうに歩く人の姿も…。
【目撃者】
「時間が遅いだけあって、ちょっと人は少ないですけど、その少ない人がほぼみんな引き返しちゃう。Uターンしているのは、相当だなと」
パトカーもかけつける騒ぎとなりましたが、こうした行為について商店街連盟の会長は…。
【大須商店街連盟 堀田聖司会長】
「個人個人で迷惑のかからない、事故にならないものでしたら、別に結構なんですけど。通行ができないとか、そういうのは正直困ります」
今回の行為の法的な問題について、菊地幸夫弁護士に伺います。
【菊地弁護士】
「ここは夜10時以降、車が通れるということで『道路』です。今回は道路に車を駐車させているんですが、その場合はちゃんと道路と平行にして、端に寄せることと決められています。道路交通法上の駐車方法の違反となるかと思います。それから道路に交通の妨害となるような物を置いてはダメですよと、これも道路交通法に書いてあります。 もう一つ、車の往来を妨害してはいけないという往来妨害罪というものもあります。繰り返したり反省がなかったりすると、この罪に問われるかもしれません。公共のことを考えましょう」
(関西テレビ2月15日放送『報道ランナー』内「菊地弁護士のニュースジャッジ」より)