【ドキュメント】4年ぶりの葵祭の行列「路頭の儀」 ロンドン大卒の斎王代は母が見守る中“本番” 上皇ご夫妻も初めての観覧で“拍手” そして大勢が待ちわびた“練り歩き” 人出は4万人 2023年05月16日
京都三大祭の一つ「葵祭」の行列が上皇ご夫妻もご覧になる中、4年ぶりに行われました。
務めるのは、京都市で生まれ育ち、その後イギリス留学、ロンドン大卒の松井陽菜さん(29)です。
【母・真理さん】 「がんばってしっかりお務めしてください」
腰輿(およよ)と呼ばれるみこしに乗り出発に備えます。
平安装束をまとうのは斎王代だけではありません。行列に加わる約500人も、いまかいまかと本番を待っています。
行列が都大路を練り歩く葵祭の目玉、「路頭の儀」は新型コロナの影響で中止が続き4年ぶりの開催。15日の予定が雨で16日に延期されていました。
葵祭は、約1400年前、京都で凶作が続いた時に五穀豊穣を願ったのが始まりとされ、行列に加わる人には葵の葉が飾られます。
こちらも4年ぶりとなる地方旅行中の上皇ご夫妻も初めて観覧になりました。
関係者には「今までの苦労が報われましたね」などと声をかけられたということです。
また、4年ぶりの行列を見ようと沿道には約4万人の人が集まりました。
【娘が行列に参加する人】
「たぶんあれちゃうかな。コロナ前に決まっていたのがずれ込んだので3年待ちました。着物もきれいでこんな姿を見られて本当に感謝です」
上皇ご夫妻は、その後奈良県へ移動され、18日に東京へ戻られるということです。
(関西テレビ「newsランナー」2023年5月16日放送)