カンテレTIMES

全ての伏線が「つながる」最終話、考察班を欺き続けた学園ミステリー・MADDERのラストが泣ける

2025/06/13

「まっとうな人にならなきゃ、お母さんがそう言ってた」と、クラスメイトに語る依原(乃木坂46・五百城茉央)。

そんな依原は6年後に、母親であり、連続殺人事件の被害者である人物を殺した真犯人は自分だと、警察に出頭します。

毎週木曜深夜に放送されていた学園ミステリードラマ「MADDER その事件、ワタシが犯人です」がついに最終回を迎えました。

視聴者の考察を裏切り続ける真実が第9話で明かされ、第10話では依原の隠された過去を知ることになります。

母親に女手ひとつで育てられた依原は、幼少期から偏差値78超えの進学校・清爛学園に入学するために、勉強漬けの日々を送っていました。

それは、母の願いである「勉強して、まっとうな人になってほしい」という願いを叶えるため。

しかし、そんな思いとは裏腹に依原は「上に居続けないと、発言権がなくなる」と、自分よりも学力のない人を馬鹿にするような発言をし、パート勤めの母子家庭で育った自分の“家柄”に拒否感を示すようになります。

弱い立場にいる人たちの痛みに気づいてあげられる「まっとうな人」になってほしかった母親と、誰にも馬鹿にされず上に居続ける「まっとうな人」になるために必死に生きる娘は、少しずつすれ違っていき、そしてついに、「MADDER」の物語の根幹となる事件が起きます。


見事、清爛学園に合格することができた依原でしたが、母親がパート勤めであることを学校に報告。
依原は、もしこのことが原因で合格が取り消されてしまったらどうするのかと逆上し、母親を階段から突き落としてしまいます。

緊迫した状況の中、依原は何度もお母さんと呼びかけますが、返事はありません。


母親を殺してしまった依原。しかし、思い返してほしいのが、第10話の冒頭です。この事件は清爛学園に入学する前日に起きた出来事。しかし、翌日、依原は何事もなかったかのように、清爛学園の制服を着て登校しています。

凄惨な過去は全く無かったとでも言うように「まっとうな人にならなきゃ、お母さんがそう言ってた」と、自分が母親を殺したことを忘れてしまったかのようにクラスメイトに話す依原。

依原が学校へ通い続けることができた理由が第10話で明らかになるのですが…

一体どれだけの人が、この展開を予想できたのでしょうか?

視聴者全員を欺いた学園ミステリードラマ「MADDER」のフィナーレを見届けましょう。


■『MADDER(マダー)その事件、ワタシが犯人です』

【番組HP】https://www.ktv.jp/madder/

【FOD】https://fod.fujitv.co.jp/title/00vi?waad=UmYWHK0F


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