『岸田首相襲撃・爆発の現場』のニュース映像が
日本映画テレビ技術協会・映像技術賞を受賞!

2024年11月1日(金)

『岸田首相襲撃・爆発の現場』のニュース映像が日本映画テレビ技術協会・映像技術賞を受賞!
日本映画テレビ技術協会が、映画・テレビ等を制作するために使われた映像制作技術(撮影・照明・録音・音声・美術・編集・アニメーション・VFX・OAG)で、特に優秀なものを表彰する「映像技術賞(2023年度)」が発表され11月1日に東京都内で表彰式が開催されました。
撮影・照明部門(ニュース)で、『FNN Live News イット!岸田首相襲撃・爆発の現場』を撮影した、報道情報局報道映像部に常駐する井口桂吾カメラマン(所属:(株)エキスプレス)が受賞しました。
『岸田首相襲撃・爆発の現場』のニュース映像が 日本映画テレビ技術協会・映像技術賞を受賞!
受賞映像は、2023年4月、岸田首相(当時)が選挙応援で訪れた和歌山市の漁港で演説中、爆発物が投げ込まれた瞬間をとらえました。その後、容疑者の男が取り押さえられ、爆発が起きた瞬間も撮影し、現職総理大臣が襲撃される衝撃的な事件を記録しました。
主催者による選考理由
2023年4月15日、応援演説に訪れた首相に向かって爆発物が投げ込まれた事件を捉えたニュース映像。その場で男が逮捕された。筒状の物体を手に持った犯人を取り押さえる瞬間、突如聞こえた爆発音のほうへ即座にパーンして見せた観衆の悲鳴と怒号が舞う騒然とする現場、取り押さえられる犯人の顔のアップと、一連の流れが余すところなく撮影されていた。最後まで冷静に捉え切った反射神経は、報道に対する撮影者の志の高さを表している。この様な突発的事件は、そこに居合わせさえすれば誰でも撮影出来ると思われがちであるが、異常事態発生時に迅速に反応し、何を見せたいかを念頭に置いた常に最適なサイズで状況を伝える判断力は、プロフェッショナルだからこその技術と言える。重圧が掛かる代表取材の中、ニュースカメラマンとしての仕事を見事に完遂している。
井口桂吾(株式会社エキスプレス)のコメント
今でも耳に残る悲鳴と怒号、そして爆発音。とにかく必死で撮影したので、正直あの時の事はあまり覚えていません。普段からしているニュースの撮影が評価していただけたのは嬉しいのですが、このような事件が二度と起こらない事を願っています。
同賞での関西テレビの近年の受賞
*2017年度 撮影(ドキュメンタリー):『夢への扉「課題研究」~先生を越えて進め~』
*2013年度 撮影(ニュース):『76歳!現役の小学校校舎』
撮影(ドキュメンタリー):『みんなの学校』
音声(放送):『Y・O・U やまびこ音楽同好会』
編集(放送):『神様のベレー帽~手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話~』など。
過去の受賞作:https://mpte.jp/outline/kennsyou/eg/
一般社団法人日本映画テレビ技術協会
1947年に日本映画技術協会として発足し、1965年に日本映画テレビ技術協会と改称。 映画・テレビに関連する法人・団体と映画・テレビの技術に携わる方々で組織されている団体で、映像技術全般にわたって広い視野に立ったわが国唯一の法人団体。(同協会HPより)