カンテレ3番組が日本民間放送連盟賞を受賞
~最優秀賞2作品 優秀賞1作品~
2023年9月21日(木)
2023年日本民間放送連盟賞の審査結果が発表され、『エルピス—希望、あるいは災い—』が番組部門(テレビドラマ番組)で、『ザ・ドキュメント ウクライナ、9×9の歌 明日をつくる子どもたちへ』が特別表彰部門(青少年向け番組)で、それぞれ最優秀賞を受賞しました。
また、番組部門(テレビエンターテインメント番組)において、『マッチング♥ハウス』が優秀賞を受賞しました。
また、番組部門(テレビエンターテインメント番組)において、『マッチング♥ハウス』が優秀賞を受賞しました。
番組部門(テレビドラマ番組)最優秀賞
『エルピス—希望、あるいは災い—』
放送
2022年10月24日~12月26日毎週 月曜 22:00~22:54
(10月24日は22:00~23:09、11月28日は22:15~23:09で放送)
(10月24日は22:00~23:09、11月28日は22:15~23:09で放送)
出演
長澤まさみ 眞栄田郷敦 三浦透子 岡部たかし 鈴木亮平 他
スタッフ
<脚本>渡辺あや <演出>大根仁ほか <音楽>大友良英
<プロデュース>佐野亜裕美(カンテレ)稲垣護(ギークピクチュアズ)
<プロデュース>佐野亜裕美(カンテレ)稲垣護(ギークピクチュアズ)
制作協力
ギークピクチュアズ ギークサイト
制作著作
カンテレ
番組および審査講評概要
実際に起きた複数の事件から着想を得た社会派ドラマ。深夜の情報バラエティ番組を担当する女性アナウンサーと新人ディレクターが、殺人事件の犯人とされる死刑囚の冤罪疑惑を追う。さまざまな障壁がある中、真実に迫ろうとする二人の迷いや葛藤を描いている。
単純な勧善懲悪ではなく人間の弱さを描いている点や、新しい感性とプロフェッショナルな技術、批評性を合わせ持った点が高く評価された。登場人物のキャラクター造形が巧みで、俳優陣の演技もすばらしい。
単純な勧善懲悪ではなく人間の弱さを描いている点や、新しい感性とプロフェッショナルな技術、批評性を合わせ持った点が高く評価された。登場人物のキャラクター造形が巧みで、俳優陣の演技もすばらしい。
特別表彰部門(青少年向け番組)最優秀賞
『ザ・ドキュメント ウクライナ、9×9の歌 明日をつくる子どもたちへ』
放送
2023年2月17日(金)25:25~26:25
語り
奈緒
スタッフ
<ディレクター>井上真一 <カメラ>竹田光彦 <編集>宮村泰弘
<プロデューサー>萩原守
<プロデューサー>萩原守
番組および審査講評概要
ロシアによる侵攻以来、ウクライナの人々が国外に避難し、日本にも2000人以上が暮らしている。そのうち約400人は18歳未満の子どもたち。勉強もままならず、周囲の言葉がほとんど分からない中で過ごす時間は、彼らに何をもたらしているのか。
ウクライナでは算数の九九(くく)の暗記や、それに向けた勉強時間が少なく、日本の学校に通う避難者の子どもたちの計算スピードは遅くなりがちだった。ウクライナ語の教材を作成し支援している京都教育大学の黒田教授が思いついたのが、“ウクライナ語の九九の歌”を作ること。教え子の学生やウクライナ出身の留学生が集まり、計画がスタート。勉強への不安を口にしていた避難者の少年は、紆余曲折を経て九九の暗記に取り組み、最後にその成果を披露し、自分の思いを口にする。
侵攻からまもなく1年になろうとする中、避難者の現状や、それを支援する人たちの姿を描く。日本にいても戦争は決して他人事ではなく、身近にその影響が存在するのだという気づきを与えてくれる番組と高く評価された。
ウクライナでは算数の九九(くく)の暗記や、それに向けた勉強時間が少なく、日本の学校に通う避難者の子どもたちの計算スピードは遅くなりがちだった。ウクライナ語の教材を作成し支援している京都教育大学の黒田教授が思いついたのが、“ウクライナ語の九九の歌”を作ること。教え子の学生やウクライナ出身の留学生が集まり、計画がスタート。勉強への不安を口にしていた避難者の少年は、紆余曲折を経て九九の暗記に取り組み、最後にその成果を披露し、自分の思いを口にする。
侵攻からまもなく1年になろうとする中、避難者の現状や、それを支援する人たちの姿を描く。日本にいても戦争は決して他人事ではなく、身近にその影響が存在するのだという気づきを与えてくれる番組と高く評価された。
番組部門(テレビエンターテインメント番組)優秀賞
『マッチング♥ハウス』
放送
2023年2月18日(土)14:57~15:57
出演
さらば青春の光・森田哲矢 安田大サーカス・クロちゃん 朝日奈央 村重杏奈
スタッフ
<企画・ディレクター>吉村直暢<チーフディレクター>杉岡亮<演出補佐> 若松雅也
<プロデューサー> 西原久進 田中祥吾
<プロデューサー> 西原久進 田中祥吾
制作協力
メディアプルポ
制作著作
カンテレ
番組および審査講評概要
「人は家だけを見て恋愛ができるのか」をテーマに掲げるバラエティ。本気で恋人がほしい男女8人が、お互いを知る方法は「名前と年齢と部屋のみ」という状況下で、カップルの成立に挑んだ。
「部屋=個性」という着眼点が面白い。スタジオゲストが住人の顔を予想するイラストを見て、出演者の部屋を推測したり、部屋に対する本音が炸裂するトークは、展開を盛り上げる演出として効いている。
「部屋=個性」という着眼点が面白い。スタジオゲストが住人の顔を予想するイラストを見て、出演者の部屋を推測したり、部屋に対する本音が炸裂するトークは、展開を盛り上げる演出として効いている。