「エルピス—希望、あるいは災い—」が放送文化基金賞 最優秀賞を受賞
~長澤まさみさんは演技賞を受賞~

2023年6月7日(水)

公益財団法人放送文化基金が選定する第49回放送文化基金賞で、当社ドラマ「エルピス—希望、あるいは災い—」がドラマ部門で最優秀賞を受賞しました。当社ドラマの最優秀賞受賞は初めてです。また表彰番組を対象として、その番組に携わった個人に贈られる「演技賞」に、アナウンサー・浅川恵那を演じた長澤まさみさんが選ばれました。
「放送文化基金賞」は1975年に創設され、毎年「視聴者に感銘を与え、放送文化の発展と向上に寄与した優れた放送番組・配信コンテンツ」「放送文化、放送技術の分野での顕著な業績をあげた個人・グループ」を対象に表彰が行われています。

第49回放送文化基金賞

ドラマ部門 最優秀賞「エルピス—希望、あるいは災い—」
放送
2022年10月24日~12月26日 毎週 月曜 22:00~22:54
(10月24日は22:00~23:09、11月28日は22:15~23:09で放送)
出演者
長澤まさみ 眞栄田郷敦 三浦透子 岡部たかし 鈴木亮平 他
スタッフ
<脚本>渡辺あや <演出>大根仁ほか <音楽>大友良英
<プロデュース>佐野亜裕美(カンテレ)稲垣護(ギークピクチュアズ)
制作協力
ギークピクチュアズ ギークサイト
制作著作
カンテレ
選考理由
映像、演出、演技、ストーリー、あらゆる点でこれまでとは違う一段レベルの高いドラマが出現したとして高く評価された。渡辺あやの脚本、大友良英の音楽、大根仁の演出という手練れのスタッフに支えられ、冤罪と政治権力という実際の社会問題をえぐる批判性の高いドラマとなった。長澤まさみ、眞栄田郷敦、鈴木亮平、三浦透子、岡部たかし等が演じる主要人物の激しい葛藤と変貌とが視聴者の心を深く捉え、見事、最優秀賞に輝いた。
エルピス—希望、あるいは災い—
「エルピス—希望、あるいは災い—」プロデューサー・佐野亜裕美コメント
全てのドラマには産みの苦しみがあり、世に出るまでには多くの人の力が尽くされているものですが、このドラマでは公に名前を出せない方も含め本当にたくさんの方のお力をお借りしました。関わってくださった皆さまに深く感謝申し上げます。
私たちが生きるこの社会に冤罪という恐ろしい犯罪があること、それをエンタテインメントの形で伝えたいという想いからスタートした企画でしたが、登場人物たちと共に戦いを続けるうちに、法曹界にとどまらず、政権や報道機関が抱える問題にも触れることができたのはまさに連続ドラマの醍醐味だと思います。この賞を励みに、さらにドラマ作りに精進していきます。ありがとうございました。
演技賞受賞 長澤まさみさんコメント
この度は「エルピス」に関わることができ、それだけでも幸せでしたが、賞まで頂き心からありがとうございます。
スタッフキャスト一丸となって進める作品作りは、いつも私に素晴らしい経験をもたらせてくれます。現場で成長して前に進むことができる、仕事を通して出会った全ての人に感謝を申し上げます。また、これから出会う素晴らしい仲間とともに日々を紡いで行きたいです。ありがとうございました。
長澤まさみ