当社は「新年社長記者会見」を1月26日（木）14時から開催いたしました。概要は以下の通りです。

22年度上期は「増収減益」となりました。下期はウクライナ情勢に起因する原材料費の高騰などが広告市況に影響を与えていますが、少しでも良い結果を残すべく、取り組んでおります。

10月ドラマ「エルピスー希望、あるいは災いー」は多くの方から注目、評価を頂き、ギャラクシー賞の12月度月間賞を受賞しました。1月から草彅剛さん主演の「罠の戦争」を放送中です。木曜深夜「EDGE」枠ではローカルドラマ「インフォーマ」を1月19日からスタート。こちらはNetflixで世界配信されます。
バラエティは「さんまのまんま」「千原ジュニアの座王」を1月2日に全国ネットで放送。「R-1グランプリ」は今春も放送予定。夢のある大会をお届けします。
スポーツでは今月29日に「大阪国際女子マラソン」を、2月19日に「全国招待大学対校男女混合駅伝」を開催します。
日本民間放送連盟賞では、単発ドラマ「僕もアイツも新郎です。」と「ザ・ドキュメント 罪の行方～神戸連続児童殺傷事件 被害者家族の25年～」が番組部門の優秀賞を獲得、また東京オリンピックで銀メダルを獲得した清水希容選手のドキュメンタリー「希容の形」はベネチアテレビ賞金賞、ABU賞の最優秀賞の他、当社として初めて「国際エミー賞」にノミネートされるなど、多くの評価を頂きました。

海外展開では、当社ドラマのリメイクプロジェクトが複数の国で進行中。また中国のSNSで当社の公式アカウントを開設し、当社コンテンツや関西の話題を配信しています。昨年秋にはイギリスの大手制作会社と番組フォーマットの共同開発契約を締結し、その第1弾「クイズポン」を昨年12月に放送しました。

映画では「イチケイのカラス」が今月13日から上映中。「仕掛人・藤枝梅安」は2月3日から第1作が、4月7日から第2作が公開されます。
事業イベントでは「バーン・ザ・フロア」が、東京は6月14日から、大阪はクールジャパン大阪WWホールで6月20日に開幕します。このほか「3000人の吹奏楽」も京セラドーム大阪で5年ぶりの開催が決定、「シルク・ドゥ・ソレイユ」の大阪公演は7月から森ノ宮ビックトップで行われます。

当社と大和リース株式会社、スポーツクラブNAS株式会社の3社で「扇町公園スマイルパートナーズ」を構成し、ことし4月から扇町公園の、来年4月からは市民プールの指定管理を開始します。指定管理業務に加え、公園の魅力向上に向けた新たな使い方や楽しみ方を提供し、地元の企業として地域の活性化に貢献できるよう取り組んで参ります。
また当社と株式会社サンケイビルで、東梅田エリアにおいて都市型データセンターの開発を行います。多くの企業や自治体でDXの取り組みが進む中、クラウドサービスやネットへの接続性に優れたデータセンターへの期待が高まっており、地元関西のニーズに応えるべく、注力いたします。

昨年当社の番組に関わるスタッフが、番組の映像を記録した媒体を紛失する事案がありました。現在管理体制の適正化に向け、調査や対応をすすめております。現在定めているルールが現状に即したものなのか、スタッフに過度な負担を強いるようなことになっていないかという点も充分に検証し、是正すべき点があれば早急に対応する所存です。

ここ数年、テレビをめぐる環境の変化が顕著になり、「テレビの受像機でテレビ番組を見る」ということから、「テレビ番組を含む様々なコンテンツを、どんなデバイスで見るか」という形に変わっています。インターネットに接続されたテレビ画面で動画を視聴することができる世帯も増えており、新たなメディアと視聴者の可処分時間を奪い合う争いに変化していますが、カンテレだからこそ実現できるコンテンツがたくさんあると思っています。これからも皆様に愛され、信頼されるテレビ局として成長していくためのチャレンジを続けて参ります。