カンテレ2番組が日本民間放送連盟賞・優秀賞を受賞
2022年9月15日(木)
2022年日本民間放送連盟賞の審査結果が発表され、番組部門(テレビ報道番組)で「ザ・ドキュメント 罪の行方 ~神戸連続児童殺傷事件被害者家族の25年~」が、同部門(テレビドラマ番組)で「僕もアイツも新郎です。」が、それぞれ優秀賞を受賞しました。
番組部門(テレビ報道番組)優秀賞
「ザ・ドキュメント 罪の行方 ~神戸連続児童殺傷事件被害者家族の25年~」
放送日時
2022年5月20日(金)25:25~26:25
ナレーター
大東駿介
スタッフ
ディレクター 柴谷真理子 / 撮影 工藤雄矢 / 編集 野上隆司 / プロデューサー 江口茂
神戸連続児童殺傷事件から25年。遺族の土師守さんは加害者の姿を一度も見たことがない。当時、重大事件の遺族であっても、少年審判の傍聴はできず、内容すら知ることが出来なかった。何故、次男が殺害されたのか、答えは何一つ与えられなかった。この25年で出来たことは「謝罪の手紙」を一方的に受け取ることだけだった…。
加害者の「贖罪」とはいったいどのようなものだったのか。被害者家族が事件に歩んだ道のりは…?闘いの日々を振り返る。
加害者の「贖罪」とはいったいどのようなものだったのか。被害者家族が事件に歩んだ道のりは…?闘いの日々を振り返る。
審査講評
神戸連続児童殺傷事件から25年。被害者の父親・土師守さんにとって事件後の人生は被害者の権利を獲得する活動に多くの時間が割かれてきた。自分が辛い思いをしたからこそ活動を続けているという。「少年法は被害者遺族の更なる犠牲の上に成り立っている」という土師さんの25年前と変わらない言葉を社会はどう受け止めるのか。
20年にわたる交流で、土師さんと確かな信頼関係を築き上げたことが伝わる。行き場のない苦悩が静かなインタビューに凝縮しており、制作者の良心を感じさせる番組。
20年にわたる交流で、土師さんと確かな信頼関係を築き上げたことが伝わる。行き場のない苦悩が静かなインタビューに凝縮しており、制作者の良心を感じさせる番組。
番組部門(テレビドラマ番組)優秀賞
「僕もアイツも新郎です。」
放送日時
2022年3月13日(日)24:30~25:29
出演
葉山奨之 飯島寛騎
永野宗典 小笠原海(超特急)金澤美穂 川又あん奈(STU48) 森下じんせい 小市慢太郎
永野宗典 小笠原海(超特急)金澤美穂 川又あん奈(STU48) 森下じんせい 小市慢太郎
スタッフ
脚本:中村允俊 /音楽:秋田兼幸
演出:田中耕司(カンテレ)/プロデュース:萩原崇(カンテレ)
演出:田中耕司(カンテレ)/プロデュース:萩原崇(カンテレ)
制作著作
カンテレ
男性同士の結婚式を舞台に、自分の結婚相手が男性だと家族に告げられないまま、結婚式を迎えてしまったカップルのハートフルラブコメディ。
小学校教師の瀬戸亮介とレモン農家の相川瑞樹は、美しい瀬戸内海を臨む式場で結婚式を挙げようとしていた。しかし式の直前、亮介が両親や親せき、友人・知人に、結婚相手が男性であると伝えていなかったことが発覚。挙式入場で息子の結婚相手を知ることとなった亮介の父親は大激怒。披露宴でもハプニングが続出してしまう。
小学校教師の瀬戸亮介とレモン農家の相川瑞樹は、美しい瀬戸内海を臨む式場で結婚式を挙げようとしていた。しかし式の直前、亮介が両親や親せき、友人・知人に、結婚相手が男性であると伝えていなかったことが発覚。挙式入場で息子の結婚相手を知ることとなった亮介の父親は大激怒。披露宴でもハプニングが続出してしまう。
審査講評
多くのBL作品のように、ロマンティックな部分を強調するのではなく、“同性愛に象徴されるような存在”を、われわれの社会がどう受け入れるのかという問いかけがある。恋愛や愛情を描くだけではない今日性も高く評価された。