2022年7月 社長記者会見

2022年7月28日(木)

社長記者会見を、7月28日(木)14時から、オンライン形式で開催いたしました。概要は以下の通りです。

経営状況

第1四半期はスポット市場がウクライナ情勢による原材料費高騰等の影響を大きく受け、減収減益のスタートとなりました。市況の先行きは不透明な状況ではありますが、引き続き、良質なコンテンツの制作に努め、セールスの向上につなげたいと考えております。

番組関連

ドラマは7月18日から「魔法のリノベ」がスタートしました。コミカルで明るい内容で、好評を得ております。 10月は長澤まさみさん、眞栄田郷敦さん、鈴木亮平さん出演の「エルピスー希望、あるいは災いー」を、来年1月からは、6年ぶりとなる草彅剛さん主演の“復讐シリーズ”を放送します。
スポーツでは今月25日から月に1回のレギュラー番組「8 SPORTS」(エイトスポーツ)が始まりました。様々な形でスポーツとアスリートの魅力を伝えてまいります。また今シーズンは、阪神タイガースの中継をこれまで10試合行い、その際のタイガースは8勝2敗と高い勝率になっています。
第59回ギャラクシー賞では、昨年放送した「大豆田とわ子と三人の元夫」がテレビ部門の優秀賞を獲得、「笑いの総合格闘技!千原ジュニアの座王 新春SP」はギャラクシー賞選奨と第48回放送文化基金賞の番組部門で奨励賞を受賞しました。

配信

海外展開の一環として、中国のSNS「Weibo」(微博)と「Douyin」(抖音)に当社の公式アカウントを開設し、中国国内でのコンテンツのPR展開に取り組んでいます。
18年にサービスを開始した「FNNプライムオンライン」は、去年8月から、11カ月連続で1億ページビューを続けています。地上波に加えて、スマートフォンでも最新のニュースが届けられるよう、コンテンツを充実させていきたいと考えております 。
4月からTVerのリアルタイム配信が始まりました。視聴者の生活シーンに寄り添って私たちのコンテンツを届けるということを意図して始めたサービスです。

映画・催事

今年3月に公開された「余命10年」は動員数234万8000人、興収30億円という成績を記録しました。9月9日(金)には「Goodbye Cruel World」、9月16日(金)には「沈黙のパレード」、10月28日(金)には「貞子DX」が公開されます。
現在、関西テレビ1階の扇町スクエアで「VR Garden OSAKA」を開催中。大阪市立美術館では「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」を、大阪南港のATCホールで「わけあって絶滅しました。展」を開催しております。「ミュージカルDOROTHY~オズの魔法使い~」は、関西では9月16日(金)から19日(月)まで、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールで6回公演を予定しています。
コロナを警戒しながらではありますが、多くの方にお楽しみ頂きたいと願っております。

その他活動

さまざまなビジネス展開を見据えたコンテンツ制作や、多くの方々に喜んでいただける新規ビジネスの開発のためには、関西テレビとグループ会社が今まで以上にお互いの連携を深め、取り組んで行かねばならないと感じています。
昨年、グループ全体から新規事業を募る「カンテレ・イノベーション・チャレンジ」を立ち上げ、現在、ここで採択された案の事業化に向けた実証実験を進めています。そのひとつとして、「わけあって絶滅しました。」展では、VR(バーチャル・リアリティ)の技術を使った2つのアトラクションを展開しています。
今後も社会の皆様に喜んでいただける企業に成長できるよう、グループ内での連携を深めていきたいと考えています。

終わりに

デジタル時代を迎えて放送を取り巻く環境は大きく変化しています。情報空間が放送以外にも拡大する中で、私たちテレビ局の、取材や編集に裏打ちされた信頼性の高い情報が持つ価値は、一層重みを増していると考えています。
当社は『関西はもちろん、世界でもコミュニケーションする総合メディアビジネス集団』を目指しています。多彩なコンテンツで人々に豊かな生活を送って頂くことが私たちの使命です。視聴者の皆様に、正しく公平な情報を伝え続けるとともに、心を明るくしたり、勇気づけたりできるような健全なコンテンツを届けていきたいと願っています。