カンテレ社員が「大山勝美賞」を受賞

2022年5月6日(金)

一般社団法人 放送人の会が選定する「第8回 大山勝美賞」に、当社制作局東京制作部所属の佐野亜裕美が選ばれました。
「放送人の会」は局やプロダクションの枠を超えて、番組制作関係者、放送メディアおよび放送文化に強い関心を持つ人々が個人として参加する団体で、2013年4月に一般社団法人になりました。「大山勝美賞」は、同会の2代目会長を務められた大山勝美氏の名を残し、その遺志を継ぐものとして、ドラマの優れたクリエイターを表彰するものです。

受賞理由

脚本家・坂元裕二氏と組むプロデューサーは覚悟が必要だ。会話劇の名手として、氏の評価は確立しており、作品の出来いかんでプロデューサーの仕事ぶりが厳しく問われるからだ。
「大豆田とわ子と三人の元夫」は坂元氏の脚本は言うまでもなく、キャスティング、音楽、美術、映像技術、そしてそれらによって醸し出されるドラマ全体の空気感-そのいずれもが素晴らしい。プロデューサー・佐野亜裕美のセンスの成せる技だ。将来の活躍が大いに期待される。

佐野亜裕美コメント

数々の伝説的なドラマを作られてきた方々が選ぶ賞ということで、大変に恐れ多く、ご連絡をいただいた時は自分のような未熟者が…と辞退することを考えましたが、「これからの活躍に期待する方への賞です」というお言葉をいただき、自分へのプレッシャーとして、思い切ってこの光栄を賜ることにしました。たくさんの先輩方、そしてテレビドラマというものに育ててもらってきた恩を返せるよう、これからも精進いたします。
佐野亜裕美(さの・あゆみ)
1982年生まれ。TBSテレビを経て、2020年6月に関西テレビ入社。プロデューサーを務めたドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(2021年4月~6月放送/脚本・坂元裕二氏)は、2021年日本民間放送連盟賞優秀賞(番組部門「テレビドラマ番組」)、第59回ギャラクシー賞入賞(テレビ部門)、第76回文化庁芸術祭優秀賞(テレビ・ドラマ部門)などを受賞。