カンテレ8K/HDR作品「さくらノート」が先進映像協会ルミエール・ジャパン・アワード2021特別賞を受賞

2021年11月17日(水)

カンテレが制作した8K/HDR作品「さくらノート」が、先進映像協会 ルミエール・ジャパン・アワード2021の「8K部門」で特別賞を受賞しました。本作品は、カンテレ超高精細映像制作チーム「UHD-works」による8K制作第三弾、当社初の8Kドラマとして、淡路島を舞台に制作されたものです。本日「InterBEE2021」の一環として、VR空間におけるバーチャルステージで表彰式が行われました。
先進映像協会は、先進映像コンテンツに関わる国際団体で、同協会の日本部会は、2011年より優れた先進映像コンテンツの表彰を行っています。当社作品ではこれまで、2018年に「つくるということ」が「UHD部門(8K)特別賞」を、2019年に「小夏日和」が「4K部門 特別賞」を受賞しております。

作品詳細

タイトル
「さくらノート」(本編19分58秒)
出演
柿原りんか
音楽
ikire (Special Thanks 岩井俊二)
内容
ある島に、東京から中学生の美島咲が転校してきた。その小さな島は、咲の母が生まれ育った場所。転校初日、咲は教壇に立ち言い放つ。「私は、この島が大嫌いです!」
島の小学生はたったの11人。中学生は咲を入れても4人だけ。カフェも、コンビニも、信号も、警察もない。美容院や映画館もないので、船で隣の大きな島に渡るしかない。
東京とは真逆の何にもない生活に嫌悪感を示す咲だが、ふと訪れた学校の図書室で一冊のノートを見つける。「さくら」と書かれた不思議なノートに導かれ、少しずつ島を知る咲。都会では気づけなかった何かが、咲の心に芽生える。そしてー

主演は柿原りんか。東京から島へ転校してくる主人公・美島咲の変わりゆく心を、深く繊細に演じている。重要な役割を果たすモノローグなど、その豊かな表現力で作品に特別な世界観を与えている。
音楽は岩井俊二、Chima、市川和則によるユニットikire。「つくるということ」以来のUHD-works作品参加となった。物語に寄り添う上質な音色が、水面のように揺らぐ咲の想いをそっと包んでいる。
驚異の8K/HDR映像が描いたのは、美しい島の風景と、そこで暮らす人々の想い。ひとりの少女と小さなノートが出会う、奇跡の物語。
「さくらノート」
スタッフ
<監督・脚本・プロデューサー・編集・カラーグレーディング> 矢野数馬(カンテレ)
<撮影> 樋口耕平(カンテレ) <技術プロデューサー> 横山和明(カンテレ)
<照明> 中村貴志(カンテレ) <映像技術> 帆足聡一郎(カンテレ)
<録音・MA> 井田憲吾(カンテレ) <音響効果> 中嶋泰成・太田達也
<国際・英語字幕> 端崎優子(カンテレ) <ロケーションコーディネート> 津守会美
協力
洲本市、南あわじ市、淡路市、淡路花博20周年記念事業実行委員会、淡路島くにうみ協会 他
特別協力
淡路島フィルムオフィス
制作著作
カンテレ