当社社員が「日本映画テレビ技術協会 優秀制作技術賞」を受賞

2021年8月2日(月)

一般社団法人 日本映画テレビ技術協会の「第50回(2020年度)優秀制作技術賞(※)」に、当社 制作技術センター所属の矢野数馬が選ばれました。
「優秀制作技術賞」は、映画、テレビ、科学映像、イベント・プロモーションの映像制作の諸技術に従事し、他の模範になり得る業績をあげた技術者個人にあたえられるものです。

選定理由概要

2009年より、全国ネット連続ドラマのチーフエディターとして、20クール分の作品を編集。さらに他社の連続ドラマにも参加し、局の垣根を越え、数多くの監督と信頼関係を築いている。単発ドラマでは作品性を重視した編集を意識し、2013年放送のドラマ「神様のベレー帽~手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話~」では、日本映画テレビ技術協会 映像技術賞(編集)を受賞した。
オフライン編集だけでなく、オンライン編集、カラーグレーディングにも従事し、ドキュメンタリー経験で培った構成力とドラマで育んだ繊細な心象表現に、オンライン、カラーグレーディングの映像技術を融合。被写体の熱量と映像的美意識を共存させる編集で、独自の世界観を追求している。
2016年には「最新映像技術は人の想いを人に届けるため」をテーマに、8K/4Kなど超高精細映像技術の取り組みを始動。技術スタッフチーム「UHD-works」を立ち上げ、編集だけでなく演出、脚本、プロデュースなども兼任。監督を務めた8K/HDR作品「つくるということ」(2017)、「Three Trees」(2019)は国内外で多数の受賞を果たすと共に、民放作品で初めてNHK BS8Kで放送されるなど、放送業界全体の未来を信じて、UHD制作の普及に尽力している姿勢は本賞に値する。

<日本映画テレビ技術協会(優秀制作技術賞) HP>
http://www.mpte.jp/outline/kennsyou/seisakugijyutsu.html

(※)優秀制作技術賞
各分野の若い技術者を対象に、新人賞の性格を有した「柴田賞」(1971年制定)と、科学映像の撮影技術者を対象にした「鈴木賞」(1990年制定)が統合し、2017年に制定。当社社員の「優秀制作技術賞」の受賞は初。前身の「柴田賞」は第46回(2016年度)に樋口耕平カメラマンが受賞しています。