カンテレ制作ドキュメンタリー 2作品が
第28回坂田記念ジャーナリズム賞 第1部門で受賞
2021年3月23日(火)
関西を拠点にした優れた報道活動に贈られる、第28回坂田記念ジャーナリズム賞 第1部門(スクープ・企画報道)に、新型コロナウイルス感染の問題を取り上げた当社の2つのドキュメンタリー番組「ザ・ドキュメント 未ダ知ラナイ~コロナが変えた私たちの地域医療~」と「ザ・ドキュメント 学校の正解~コロナに揺れた教師の夏~」が選ばれました。
第1部門での受賞は、昨年の「ザ・ドキュメント 裁かれる正義 検証・揺さぶられっ子症候群」に続き、2年連続です。表彰式は、3月26日(金)にクラブ関西にて行われます。
第1部門での受賞は、昨年の「ザ・ドキュメント 裁かれる正義 検証・揺さぶられっ子症候群」に続き、2年連続です。表彰式は、3月26日(金)にクラブ関西にて行われます。
受賞番組詳細
タイトル「ザ・ドキュメント 未ダ知ラナイ~コロナが変えた私たちの地域医療~」
放送日時
2020年5月31日(日)午前4:55~5:45
スタッフ
ディレクター 高橋亮光 / 撮影 工藤雄矢 / 編集 北山晃 / プロデューサー 萩原守
概要
宝塚市立病院は、市内唯一の公立病院だ。感染症専門病床はないが、コロナの疑いで近隣病院から断られた患者もやって来る。地域の中核病院としては受け入れざるを得ない。
そんな中病院スタッフに陽性反応が出て、濃厚接触者18名が自宅待機となり、医療崩壊が目前に迫った。患者を受け入れる限り、院内感染リスクが続くと考えた病院は「救急センターを潰し、コロナ専門病棟を作って集約して対応する」と決めた。
手探りの中で始まった専門病棟作り。医療物資の不足、偏見や差別。ただ日々、患者を受け入れる中で、医師や看護師達の意識も変わっていく。地域医療を支えながら、コロナ患者も受けいれる町の公立病院の日常から見えてきたものとは…。
そんな中病院スタッフに陽性反応が出て、濃厚接触者18名が自宅待機となり、医療崩壊が目前に迫った。患者を受け入れる限り、院内感染リスクが続くと考えた病院は「救急センターを潰し、コロナ専門病棟を作って集約して対応する」と決めた。
手探りの中で始まった専門病棟作り。医療物資の不足、偏見や差別。ただ日々、患者を受け入れる中で、医師や看護師達の意識も変わっていく。地域医療を支えながら、コロナ患者も受けいれる町の公立病院の日常から見えてきたものとは…。
タイトル「ザ・ドキュメント 学校の正解 ~コロナに揺れた教師の夏~」
放送日時
2020年9月28日(月)深夜0:55~1:55
スタッフ
ディレクター 宮田輝美 / 撮影 小松和平 / 編集 井住卓治 / プロデューサー 萩原守
概要
日本中の学校が休校を余儀なくされた5月、大阪府池田市の中学校では教師達が再開に向け準備を続けていた。6月学校再開。ガイドラインに従い、段階的に活動範囲を広げていく。しかし「3密回避」を叫ぶ社会に反し、教室や廊下、学校の多くの場所は「密」そのものだ。
その夏は記録的な酷暑で「コロナ」「熱中症」の相反する対策に追われる教師や、部活動の大会中止等で目標を失う生徒の姿もあった。さらに「体育祭」を実施するか、難題が重なる。何が正しい対応なのか誰にも分からない状況で手探りが続く学校。そんな中、毎日準備を続けてきた生徒会は、体育祭をやりきることを誓う。
葛藤しながら「正解」を探し求める教師と生徒たちの夏を見つめた。
その夏は記録的な酷暑で「コロナ」「熱中症」の相反する対策に追われる教師や、部活動の大会中止等で目標を失う生徒の姿もあった。さらに「体育祭」を実施するか、難題が重なる。何が正しい対応なのか誰にも分からない状況で手探りが続く学校。そんな中、毎日準備を続けてきた生徒会は、体育祭をやりきることを誓う。
葛藤しながら「正解」を探し求める教師と生徒たちの夏を見つめた。
受賞理由
「病院と中学校、コロナ禍への対応を迫られた現場で何が起きていたのか。正解の見えない現場で奮闘する人々の姿を生き生きと描き出している。コロナに翻弄された2020年度の受賞にふさわしい作品」。