当社が日本民間放送連盟賞を3部門で受賞!!
2020年9月17日(木)
2020年日本民間放送連盟賞の審査結果が発表され、「偏光板と位相差板を用いた新クロマキー技術『ニジクロ』の開発」が技術部門で、「検証・揺さぶられっ子症候群」が特別表彰部門[放送と公共性]で、それぞれ最優秀賞を受賞しました。
また、番組部門[テレビ教養番組]で「ザ・ドキュメント 人生被害~あるハンセン病家族の歳月~」が優秀賞に選ばれました。表彰は11月10日(火)に行われ、ライブ配信される予定です。
また、番組部門[テレビ教養番組]で「ザ・ドキュメント 人生被害~あるハンセン病家族の歳月~」が優秀賞に選ばれました。表彰は11月10日(火)に行われ、ライブ配信される予定です。
技術部門 最優秀賞
「偏光板と位相差板を用いた新クロマキー技術『ニジクロ』の開発」
研究・開発担当者
金子宗央、大西祐輔
新クロマキー技術『ニジクロ』の解説動画
選評
カメラレンズの前に偏光板と位相差板を貼り合わせたフィルタを設置し、背景幕にも偏光板を用いることで、グリーンバックが不要な新しいクロマキー技術を開発・実用化した。
これにより、(1)被写体に背景幕の反射による不要な色が被らない、(2)背景幕の裏から逆光を当てることができる、(3)被写体に応じて背景幕の色を変えることができる、といった従来にない特性を、簡単な仕組みと安価な材料で実現し、テレビ制作技術の高度化と効率化に大きく貢献した。
これにより、(1)被写体に背景幕の反射による不要な色が被らない、(2)背景幕の裏から逆光を当てることができる、(3)被写体に応じて背景幕の色を変えることができる、といった従来にない特性を、簡単な仕組みと安価な材料で実現し、テレビ制作技術の高度化と効率化に大きく貢献した。
特別表彰部門[放送と公共性] 最優秀賞
タイトル
「検証・揺さぶられっ子症候群」
放送
2018/1/31~2020/2/27 ニュース番組「報道ランナー」、ドキュメンタリー他
実施責任者
上田大輔
選評
関西テレビ放送は、乳幼児が激しく揺さぶられて脳が損傷を受ける「揺さぶられっ子症候群」(通称SBS)をめぐる問題をニュース番組内の特集やドキュメンタリー番組で徹底検証してきた。日本では虐待を専門とする医師にSBSと診断された結果、虐待が疑われて親が逮捕・起訴される事件が相次ぐが、海外では現行のSBSの診断基準は医学的根拠が乏しいとされている。社内弁護士だった担当記者が、法律の専門知識に裏づけられた嗅覚と、刑事司法を検証するというジャーナリストとしての使命感で、関係者への丹念な取材を行うことを通じて、法の正義と医学の正義の間にある矛盾を解きほぐす優れた調査報道となっていることが高く評価された。
番組部門[テレビ教養番組] 優秀賞
タイトル
「ザ・ドキュメント 人生被害~あるハンセン病家族の歳月~」
放送
2019/11/27 25:55~27:10
スタッフ
ディレクター 柴谷真理子 / カメラマン 本中貴久 / 編集 樋口真喜
プロデューサー 萩原守
プロデューサー 萩原守
選評
母親がハンセン病で隔離され、養護施設で育った黄光男さんは、患者の家族たちと2016年、「国の政策で家族も深刻な被害を受けた」と国を訴える裁判を起こし、2019年、熊本地裁は国の責任を認める判決を出した。番組は2009年に始めた元患者、家族たちへの取材の集大成として、あらためて社会にハンセン病患者・その家族の被害問題を問い直す。
偏見・差別を考えさせられる内容を丁寧に描いている。国の救済の遅れで、元患者とその家族の関係性が構築できない苦悩がよく表現されている。
偏見・差別を考えさせられる内容を丁寧に描いている。国の救済の遅れで、元患者とその家族の関係性が構築できない苦悩がよく表現されている。
(本事績・番組の、これまでの主な受賞歴)
・「偏光板と位相差板を用いた新クロマキー技術『ニジクロ』の開発」
=第39回公益社団法人 日本照明家協会賞(テレビ部門 技術賞)
・「揺さぶられっ子症候群(SBS)の検証報道」= 第57回ギャラクシー賞(報道活動部門 選奨)
・「ザ・ドキュメント 人生被害~あるハンセン病家族の歳月~」=第57回ギャラクシー賞(テレビ部門 奨励賞)
・「偏光板と位相差板を用いた新クロマキー技術『ニジクロ』の開発」
=第39回公益社団法人 日本照明家協会賞(テレビ部門 技術賞)
・「揺さぶられっ子症候群(SBS)の検証報道」= 第57回ギャラクシー賞(報道活動部門 選奨)
・「ザ・ドキュメント 人生被害~あるハンセン病家族の歳月~」=第57回ギャラクシー賞(テレビ部門 奨励賞)