第57回ギャラクシー賞に「揺さぶられっ子症候群(SBS)の検証報道」が入賞 「ザ・ドキュメント 人生被害~あるハンセン病家族の歳月~」が奨励賞

2020年6月1日(月)

関西テレビの「揺さぶられっ子症候群(SBS)の検証報道」がNPO放送批評懇談会 第57回(2019年度)ギャラクシー賞 報道活動部門で入賞しました。
各部門の入賞作品の中から大賞・優秀賞・選奨が選ばれ、7月2日に放送批評懇談会公式ホームページと公式YouTubeチャンネルで発表されます。

また「ザ・ドキュメント 人生被害~あるハンセン病家族の歳月~」がテレビ部門 奨励賞を受賞しました。

報道活動部門 入賞

タイトル
「揺さぶられっ子症候群(SBS)の検証報道」
放送
2018/1/31~2020/2/27 ニュース番組「報道ランナー」、ドキュメンタリー他
内容
SBS(揺さぶられっ子症候群)の診断をもとに、子どもを虐待した疑いで保護者が罪に問われるケースが相次ぐ中、診断根拠は確かなのか、冤罪が多数起きているのではないか…という問題について、「報道ランナー」の特集や、「ふたつの正義」「裁かれる正義」のドキュメンタリー番組を通じて、継続的に検証報道を行った。
スタッフ
取材・ディレクター 上田大輔 / 撮影 平田周次 / 編集 片野正徳 室山健司
プロデューサー 萩原守
選評
揺さぶられっ子症候群(SBS)との診断による冤罪の可能性をいち早く指摘。加害者とされた側に加え、児童虐待の専門家らも取材し、冤罪と虐待をなくすという二つの正義が衝突する問題の構造を明示した優れた調査報道だ。

テレビ部門 奨励賞

タイトル
「ザ・ドキュメント 人生被害~あるハンセン病家族の歳月~」
放送
2019/11/27 25:55~27:10
内容
ハンセン病患者として島の療養所に隔離され、家族と引き離されたまま80年間過ごしてきた人。母親がハンセン病患者である事を恥と感じ、周囲に打ち明けられぬまま葛藤してきた人…。2019年、ハンセン病隔離政策で差別を受けた元患者家族に対し、補償と名誉回復を図る改正ハンセン病問題基本法が成立した。ハンセン病元患者と、その家族が受けた“人生被害”。彼らの歩んだ人生を見つめなおす。
スタッフ
ディレクター 柴谷真理子 / カメラマン 本中貴久 / 編集 樋口真喜
プロデューサー 萩原守