「ハイブリッドキャスト専用サーバーの開発」が
映像情報メディア学会で技術振興賞進歩開発賞を受賞

2020年5月20日(水)

当社の新技術「ハイブリッドキャスト専用サーバーの開発」が一般社団法人映像情報メディア学会にて2019年度の技術振興賞進歩開発賞(現場運用部門)を受賞しました。本賞は映像情報メディアに関する研究や装置開発において、優れた功績をあげた個人や団体に授与されるものです。

本開発では4K映像をハイブリッドキャスト対応テレビに配信するために必要な複数の機能をコンパクトな装置に一体化しました。同装置には映像圧縮や配信サーバーに加えて地上デジタル放送用に4Kライブ映像をHDにダウンコンバート(画質変換)する機能やVOD用の配信映像をファイル収録する機能を実装し、従来よりも少ない機器構成で4K映像を配信することが可能になりました。当社では本装置を用いて社屋1階のエリア放送(UHF29ch)と連携し、常時ハイブリッドキャストを体験できる環境を構築しています。また、同装置はケーブルテレビ局に導入され、ハイブリッドキャストを利用した4Kライブ配信に活用されています。
(ハイブリッドキャスト…市販対応テレビで放送と連動した4K映像をネット回線経由で視聴できる仕組み)
受賞者  :関西テレビ放送(株) 栗山和久 山本道雄
関西テレビソフトウェア(株) 大山 悟

共同開発社:カリーナシステム株式会社
開発製品 :NEB-4K DASH

本開発品を利用したエリア放送(4K視聴)の様子

CATV局による本開発品を利用した4K番組配信の様子(株式会社ニューメディア様提供)