新春社長記者会見概要

2020年1月22日(水)

2020年1月22日(水)、「新春社長記者会見」を開催しました。
概要は以下の通りです。
年頭所感
2019年の年間視聴率で、ゴールデン帯は2015年以来、4年ぶりに2桁を記録しました。全日帯は昨年の同率2位から単独2位となりました。「よ~いドン!」も年間平均10.3%と、番組の最高記録を更新しました。
3が日においても、GP帯は2012年以来、8年ぶりに2位となりました。
メディアを取り巻く環境は、速いスピードで目まぐるしく変化しております。民間放送として、放送を継続するための収支構造の改善は必須の課題ですが、その根底はコンテンツ力だと考えています。全社一丸で、コンテンツの強化に取り組む姿勢で臨んでまいります。
スポーツ
1月26日開催の「大阪国際女子マラソン」は、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)のひとつとして、オリンピックのマラソン女子日本代表の最後の1枠を争う選考会として行われます。この大阪からオリンピック代表枠を獲得して「最後は、私」となる選手が出てくれることを、大いに期待しております。
今回は民放公式テレビポータル「TVer」で、ライブ配信を実施します。沿道の観客をはじめ、より多くの方に、中継を楽しんで頂ける環境をつくり、デジタル施策の可能性も探ってまいります。
編成状況
1月14日(火)からドラマ「10の秘密」がスタート、2月16日(日)にはサンドウィッチマンを起用した単発番組を制作し、全国ネットでお送り致します。恒例となりました「R-1ぐらんぷり2020」も、この春に放送いたします。
ローカルでは、1月14日(火)19時から放送した「池上彰の関西人が知らないKANSAI」が15.0%を記録、激戦区の火曜日19時、20時台の横並びでトップになりました。堅調なレギュラー番組に加え、単発番組を含め、コンテンツ強化を図ってまいります。
報道
日韓関係やアメリカの大統領選、緊迫する中東情勢など、海外でも私たちの生活に影響を与える動きが毎日のように起きています。国内では、総選挙の可能性、大阪では11月上旬に「大阪都構想」の住民投票が見込まれます。また、ここ数年は台風、水害、地震が多発しております。進行している災害についての報道だけではなく、災害に対する備えの観点からも、情報発信を続けてまいります。
動画配信、映画等
配信では、10月放送のドラマ「まだ結婚できない男」が各話ともPV数100万回を超え、全話総数では1600万PVを突破しました。一斉に多くの方に番組を届けることができるテレビと、見たい時に見たい場所で視聴することが出来るネット配信の、それぞれの強みを生かしていくことが、今後のカンテレのビジネスモデルにつながると考えています。
当社18年4月期ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」の映画化が決定しました。連続ドラマと同様、坂口健太郎さんが主演で、2021年公開を予定しております。映画も劇場公開、ビデオグラム化、テレビ放映、海外での展開など、ソフトを多方面に展開し、収益拡大につながりうるジャンルですので、今年も取り組んでまいります。
事業イベント
3月にミュージカル「ボディガード」(日本語キャスト版)を梅田芸術劇場で主催、「タクフェス 春のコメディ祭!」は4月から5月にかけて、東京、愛知、兵庫等で公演を行います。また「バーン・ザ・フロア」の企画・招聘を行い、5月から6月に東京と大阪で公演を行います。
業績
当社単体での2020年3月期通期業績は、減収減益の見込みです。