5Gを利用した伝送実験を実施

2019年10月11日(金)

関西テレビ放送は9月26日から10月上旬にかけて株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)と共同で第5世代移動通信方式(以下5G)のプレサービスを利用し、大阪市内の「ドコモ5Gオープンラボ® OSAKA」*1 から関西テレビ放送本社へ取材映像の伝送や生中継の実験を行いました。
実験の結果、現在使用している4Gを利用した伝送装置(IDATEN伝送バッグ*2、LiveU*3)に高速かつ低遅延が特徴の5Gを使用することで、従来よりも高画質な映像が伝送できることを確認しました。またFPUの受信基地から5Gで本社に映像を伝送したり、本社から中継現場に低遅延の映像を送り返す実験も行いました。
関西テレビ放送は2017年以来、ドコモの5G実験環境を利用した映像伝送やファイル伝送実験に取り組んできましたが、今後は2020年春に予定されている商用サービスの開始後に5Gを報道やスポーツ中継などで有効利用することを目指し、引き続き実験に取り組みます。なお、ドコモが2019年9月20日より開始した5Gプレサービスを利用した在阪局による実験は今回が初めてとなります。

  • *1 ドコモ5Gオープンパートナープログラム:会員向けに提供する施設
  • *2 IDATEN伝送バッグ:関西テレビ放送とクボテック(株)が共同開発した素材伝送装置
  • *3 LiveU:3Gや4Gを複数回線使用する映像伝送装置
以上
【実験系統】
【実験写真】