2017年 秋季社長記者会見

2017年11月14日(火)

2017年11月14日(火)「秋季社長記者会見」を開催しました。 概要は以下の通りです。
中間決算
上期の連結決算は減収減益でした。
単体では上期で5,300万円の営業損失を計上し、減収減益となりました。全国ネットバラエティの視聴率が振るわず、ネットタイムのセールスに苦戦したことに加え、スポットセールスも伸び悩んだことが要因です。下期の予算を修正し、通期では15億円の営業利益を見込んでいます。
通期の業績予想は、連結・個別とも減収減益です。
2018年3月期第2四半期業績の詳細は、以下の通りです。
2018年3月期第2四半期連結業績資料
1. 連結経営成績(単位:百万円未満切捨)
  前期 当期 前期比増減
売上高 31,182 30,143 △1,039 △3.3%
(営業費用) (30,354) (29,985) △368 △1.2%
営業利益 828 158 △670 △80.9%
経常利益 1,222 541 △681 △55.7%
税金等調整前四半期純利益 1,252 512 △740 △59.1%
四半期純利益 882 328 △554 △62.8%
親会社株主に帰属する四半期純利益 882 328 △554 △62.8%
2018年3月期第2四半期業績資料(単体)
1. 個別経営成績(単位:百万円未満切捨)
  前期 当期 前期比増減
売上高 29,084 28,110 △973 △3.3%
(営業費用) (28,416) (28,163) △252 △0.9%
営業利益(△は営業損失) 668 △53 △721
経常利益 1,170 413 △757 △64.7%
特別利益 49 △49
特別損失 13 26 13 104.4%
税引前四半期純利益 1,207 386 △820 △68.0%
四半期純利益 854 268 △585 △68.6%
2. 売上高内訳(単位:百万円未満切捨)
  前期 当期
前期比増減
売上高 29,084 28,110 △973 △3.3%
  放送事業収入 28,547 27,569 △978 △3.4%
    放送収入 25,458 24,166 △1,291 △5.1%
      タイム収入 8,562 7,702 △859 △10.0%
      スポット放送料 16,895 16,464 △431 △2.6%
    その他放送事業収入 3,089 3,402 313 10.1%
  その他の事業収入 537 541 4 0.8%
編成状況
視聴率状況は、ローカルバラエティ「ちゃちゃ入れマンデー」「快傑えみちゃんねる」は健闘しています。デイタイムの午前帯は「よ~いドン!」を軸に好調で、午後帯も上昇傾向にあります。
これからの最大の課題は、ゴールデン・プライムタイムの全国ネット番組の視聴率向上です。
大阪での番組制作体制の拡充に取り組んでおり、ドラマ「大阪環状線Part3ひと駅ごとのスマイル」(全10話 2018年1~3月放送)を4K/HDRで制作しています。岡村隆史さんのトークバラエティ「おかべろ」は11/25(土)、大阪本社から生放送します。
スポーツ、報道関連
夕方の「みんなのニュース 報道ランナー」は新実彰平キャスターの知名度や好感度もアップしています。
「森友問題」のスクープ等の積み重ねが報道番組としての信頼に繋がり、視聴率にも結び付くと思います。
10月に立ち上げた「コヤぶるッ!SPORTS」は、2020年の東京五輪を見据え、有望なスポーツ選手を掘り起し応援しながら、スポーツの盛り上げを図ろうというものです。
事業イベント
「怖い絵展」(7月~9月 兵庫県立美術館)は入場者が27万人を超える大盛況でした。兵庫県立美術館では歴代3位の記録です。絵画を鑑賞するとき、その背景を知ることで見方が変わってくるという、大変面白い企画でした。
映画、動画配信、海外番販
当社が製作委員会の単独幹事社を務める映画「覆面系ノイズ」が11月25日に公開されます。劇中バンド「in NO hurry shout;」が11月15日にメジャーデビューします。
「GYAO!」と、自社プラットフォーム「カンテレドーガ」で、10月からドラマ「明日の約束」のキャッチアップを始めました。「GYAO!」では1話と2話、2話と3話をつなぐ「チェインストーリー」を配信する新たな試みを展開しています。
海外番販については、ドラマ「CRISIS公安機動捜査隊特捜班」が今春、フランス・カンヌで開催された国際映像コンテンツ見本市「MIPTV」で公式上映されて以降、一気に対象国が増えました。当ドラマは放送・配信される国が予定も含め15か国になっており、「東京ドラマアウォード2017」(10/26)でも優秀賞を受賞しました。「僕たちがやりました」もカンテレドラマとして初めてフランスで放送、「明日の約束」も放送が決定しています。
次世代放送に向けた取り組み
在阪民放局では初めて、8月に本格的な4K編集室を作りました。これから4Kコンテンツもどんどん制作していきます。
また、地上波で4Kを放送する技術研究について、今年度、総務省から受注し実証しているところです。これは現行の地デジ方式をベースに1チャンネル分の帯域で2Kと4Kとワンセグの3階層を伝送する技術です。
CSR活動
「発掘!あるある大事典II」の不祥事から10年目にあたる今年は、シンポジウムや講演会、社内の再点検等、様々な取り組みを実施してきました。中でも、BPO放送倫理・番組向上機構の濱田純一理事長をお迎えした講演会は大変有意義でした。
2016年度CSR活動報告書「CSRリポート2017」をHPに公開しています。
60周年関連
11月22日の開局記念日に60周年記念事業について発表します。