関西テレビが民放連盟賞で優秀賞ダブル受賞!
【番組部門 テレビドラマ番組 優秀賞】『大阪環状線 ひと駅ごとの愛物語 第3回 大正駅「新しい海の出現」』
【技術部門 優秀賞】『ユニット交換型LEDマルチロケーションライトの開発』

2016年9月15日(木)

9月15日、平成28年日本民間放送連盟 連盟賞の審査結果が発表され、当社制作ドラマ『大阪環状線 ひと駅ごとの愛物語 第3回 大正駅「新しい海の出現」』が番組部門 テレビドラマ番組で「優秀賞」を、当社の「ユニット交換型LEDマルチロケーションライトの開発」が技術部門において優秀賞を受賞しました。表彰は11月9日(水)の民間放送全国大会式典で行われます。

※日本民間放送連盟賞=番組、CM、放送技術の向上と、放送活動のより一層の発展を図ることを目的に、日本民間放送連盟(民放連)が1953(昭和28)年に創設。民放連の会員である全国の民放各社から参加のあった番組・事績を対象に毎年1回実施し、優れた番組、優秀と認められた事績が表彰されます。

番組部門 テレビドラマ番組 優秀賞

大阪環状線 ひと駅ごとの愛物語 第3回 大正駅「新しい海の出現」
放送日時
2016年1月26日(火)深夜1時55分~2時25分
出演
村川絵梨 中山義紘 他
脚本
狗飼恭子
スタッフ
【撮影】
横山和明(カンテレ)

【音楽】
園田涼

【シリーズ構成】
小林弘利

【演出・プロデューサー】
高山浩児(メディアプルポ)

【プロデューサー】
木村弥寿彦(カンテレ)、佐野拓水(カンテレ)
番組内容
大正駅から出てきた、青いワンピースの女性が、自転車のカゴに“祝儀袋”を放り投げ、立ち去っていった。それを若い男性が追いかける。かみ合わない会話を続けるうち、女性は二股をかけられた男の結婚式に殴り込みに行った帰り道で、男性は世界一周の旅に出るため大学を中退しようとしている学生であることが明らかになる。
受賞理由
セットや衣装ごとに登場人物の心象を象徴する色を巧みに配し、印象的である。
ドラマ『大阪環状線 ひと駅ごとの愛物語』について
弊社は自社社員を中心として大阪環状線の各駅を舞台にしたドラマシリーズを10本制作し、2016年1月から3月にかけ放送しました。路地や盛り場などを現実の視覚に近い形で再現するため撮影には4Kカメラを用いました。なお9月現在『大阪環状線 ひと駅ごとの愛物語』のシリーズPart2を撮影しており、放送は2017年1月中旬から毎週火曜深夜放送の予定です。
高山監督(メディアプルポ)コメント
『大正』という大阪でも独特の風景・文化を舞台に、偶然出会った男女の“感情”や“温度”を情景的に見せられたらと制作しました。今後も、関西発の新たなチャレンジができればと思います。
木村弥寿彦P(カンテレ)コメント
大阪を題材にした大阪制作の連続ドラマがこのような評価を頂き大変嬉しく思います。現在制作中のPart2に勢いがつくでしょう。

技術部門 優秀賞

ユニット交換型LEDマルチロケーションライトの開発
放送業務用のLEDライトは、これまでLEDユニットが本体に固定されている製品しかありませんでしたが、当社が開発した「ユニット交換型LEDマルチロケーションライト“エリオット”」は、家庭用のダウンライトと同様にLEDユニットを交換できます。
放送業務用としては日本初となります。
製品名:エリオット(ELLIOTTO) 型番:HDL-KT-B 入力電圧:DC12~30V
消費電力:50W(そのうちLED消費電力:40W) 重量:0.5㎏(電源部含む)
研究・開発担当者
関西テレビ制作技術センター 中村貴志
(富士ライト商事(株)、(株)エルム、カラーキネティクス・ジャパン(株)と共同開発)
受賞理由
LEDユニットの交換によって色温度を選択可能とし、十分な光量と高い演色性を有するとともに、軽量、多機能フィッティング、フォーカス・ディマーの操作が可能といった特徴を持つ、マルチロケーションライトを開発・実用化した。
これにより、放送の中継・制作現場において既存のLEDライトを凌ぐ光源特性と使い勝手を両立し、テレビ制作技術の発展に貢献した。