ザ・ドキュメント 『京の摺師(すりし)~パリに渡った浮世絵~』が、バンフ・ワールド・メディア・フェスティバル「ロッキー賞」アートドキュメンタリー部門にノミネート

2016年4月22日(金)

国際エミー賞、モンテカルロ・テレビ祭等と並び世界で最も権威あるテレビ番組コンクールの一つ 第37回バンフ・ワールド・メディア・フェスティバル「ロッキー賞」のノミネート作品が発表され、関西テレビ報道局が昨年12月に制作・放送したザ・ドキュメント「京の摺師~パリに渡った浮世絵~」が、アートドキュメンタリー部門にノミネートされました。当社が同フェスティバルにノミネートされるのは初となります。
(授賞式は現地時間6月13日(月)カナダ・バンフにて開催)

受賞作品詳細

タイトル
放送日時
2015年12月12日(土) 深夜1時35分~2時30分
内容
「眠ったままの古版画・版木を再生し次世代の遺産へ」をテーマに、国内だけでなく、海外で日の目を見ずに埋蔵されている浮世絵の版木の再発見に取り組んでいる、ひとりの摺師が京都にいる。欧米の美術館には、明治維新以降の混乱で日本から流出した浮世絵の版木が“埋蔵”されており、彼は機会あるごとにそれらの“発掘”に取り組んでいる。 数年前、彼はパリにあるフランス国立図書館で歌麿の「大首絵」を彫った版木に出合った。知らない絵柄だった。歌麿のオリジナル版木は世界に4枚しか現存ぜず、その版木は忘れられていた歌麿の美人画かもしれないという思いで何度も交渉を重ね、ついに版木を摺る許可が下り2015年、彼はパリで歌麿版木を摺り始めた。
果たして彼の夢はかなうのか…。散逸した浮世絵の復刻を目指す京都の木版画作家を、4Kカメラで撮影した作品です。
出演・スタッフ
【出演】
竹中健司(竹中木版五代目摺師)

【ディレクター】
山村ひろし(エキスプレス)

【プロデューサー】
兼井孝之(関西テレビ)

【撮影】
樋口耕平(関西テレビ)

【撮影助手】
平田哲士(エキスプレス)

【4K技術】
小池中(関西テレビ)

【編集】
赤井修二(リアルピクチャーズ)

【MA】
牧野晃帆(テレコープ)

【効果】
中嶋泰成(テレコープ)

【題字】
櫻井洸太(タイトルエイト)

【英語版制作】
端崎優子(関西テレビ)



*バンフ・ワールド・メディア・フェスティバル
バンフ・ワールド・メディア・フェスティバルは1980年から毎年6月初旬に、カナダ・アルバータ州のバンフで開催されている、世界で最も権威あるテレビ番組フェスティバルの1つです。毎年、北米を中心に約1000人近くのテレビ番組制作者、放送局幹部などが参加します。今年は世界40カ国以上から22部門に渡る作品の応募が寄せられました。