【5月30日(ごみゼロの日) 今年は道頓堀川の水中清掃も実施しました!】 道頓堀川で初?の水中清掃活動 地元商店街・ボランティアダイバーも参加!
2025/5/30
【5月30日(ごみゼロの日) 今年は道頓堀川の水中清掃も実施しました!】
道頓堀川で初?の水中清掃活動 地元商店街・ボランティアダイバーも参加!

5月30日、「530(ごみゼロ)の日」にあわせ、大阪市中央区の道頓堀川周辺で清掃活動が行われました。
地元の戎橋筋商店街振興組合の関係者やボランティア約40名が参加し、街頭のゴミ拾いに加え、今回初の試みで、14名のダイバーが道頓堀川に潜って水中ゴミの回収に挑戦。水中清掃は海洋保護活動などを行っているダイビングチーム「Be a Diver」のらぶくらふと(LUV K RAFT)やET-KINGが協力しました。
地元の戎橋筋商店街振興組合の関係者やボランティア約40名が参加し、街頭のゴミ拾いに加え、今回初の試みで、14名のダイバーが道頓堀川に潜って水中ゴミの回収に挑戦。水中清掃は海洋保護活動などを行っているダイビングチーム「Be a Diver」のらぶくらふと(LUV K RAFT)やET-KINGが協力しました。

この活動は長年道頓堀川の水質改善や生態・アユの遡上を取材してきた関西テレビと地元商店街である戎橋筋商店街振興組合が共同して企画。水中撮影取材で関りのあるダイバーからも「川の清掃に取り組みたい」との声があり、地元商店街、ボランティアダイバー、関西テレビが連携して実施する事になりました。
戎橋筋商店街振興組合理事長の市川知明さんは、「地域の人々が協力し合いながら継続的に取り組むことで、ミナミの街が今後も安心・安全であり続けてほしい。一人ひとりの意識が変われば、周囲にも良い影響を与える」と、日々の積み重ねの大切さを語りました。今後、 「530(ごみゼロ)の日」以外でも、現在週に一度行っている商店街での清掃活動を継続していく方針で、小さな取り組みの継続がゴミ問題の解決につながると話していました。
戎橋筋商店街振興組合理事長の市川知明さんは、「地域の人々が協力し合いながら継続的に取り組むことで、ミナミの街が今後も安心・安全であり続けてほしい。一人ひとりの意識が変われば、周囲にも良い影響を与える」と、日々の積み重ねの大切さを語りました。今後、 「530(ごみゼロ)の日」以外でも、現在週に一度行っている商店街での清掃活動を継続していく方針で、小さな取り組みの継続がゴミ問題の解決につながると話していました。

陸上清掃ボランティアの声
“まだまだ”な現実
「道頓堀は昔はゴミだらけだったので、かなりキレイになったが、まだまだ課題は多いです。今、道頓堀、戎橋、ミナミ一帯には非常に多くの外国人観光客が訪れています。ここが、大阪を代表する街と私たちは考えています。」
「これまでにも、いろんなボランティアの方に掃除してもらって、観光客自身もゴミを持ち帰る光景が見られるようになりましたが、朝来るとまだまだゴミが多い。僕らも気を引き締めて取り組んでいかないといけないと感じています。」
「これまでにも、いろんなボランティアの方に掃除してもらって、観光客自身もゴミを持ち帰る光景が見られるようになりましたが、朝来るとまだまだゴミが多い。僕らも気を引き締めて取り組んでいかないといけないと感じています。」
ゴミ箱設置の課題
「これまでにも何度かゴミ箱を設置しましたが、30分~1時間ほどで満杯になるんです。回収コストも高く、月に数百万円、年間で数千万円かかることも。またマナー面でも、粗大ゴミなど廃棄にお金がかかるゴミをポンと捨てる人や、燃えるゴミ・燃えないゴミなどの分別ルールを守らない人もいるのが現実。ゴミ箱が街にちゃんと設置できるというのが、今後の課題ですね。でも、一人一人が回収する人のことを考えれば、きっとうまくいく。」
まずはミナミの街から続けていきたい
「商売も大切ですが、食べた思い出よりも“街がきれいやな”と感じるほうが、また来たいなと思っていただけているようです。私たちの活動は一人一人の小さな活動なんですけど、この街の取り組みがモデルとなって、“ミナミの街はキレイ”と言われるように皆さんの模範になれば良いなと思って今後も続けていきたい。」と話しました。


水中清掃ボランティアの声
視界ゼロの水中でゴミと向き合う
普段から海などで清掃活動を行っているダイビングチーム「Be a Diver」のらぶくらふと(LUV K RAFT)の皆さんが、今回、初めて道頓堀川水中清掃に参加。視界ゼロの川底での作業は、想像を超える過酷なものでした。

『怖かった』——ダイバーが語る現場のリアル
「ヘドロが巻き上がって視界はほぼゼロ。前触れもなく仲間の手が突然目の前に現れたり、気づけば事故が起きやすい船の下にいたりと、上下左右の感覚も失われ、“怖かった”のが正直な感想です。」そんな危険と隣り合わせの中、川底からは様々なゴミが回収されました。

川底から見つかった意外なゴミの数々
「家庭用掃除機やスマホ、カード類がそのまま残っている財布、ライター、大きなものでは自転車やのぼり旗まで…。年季の入ったゴミが多く、特に掃除機は“川を掃除しようとしたのか”と苦笑いしました。」と語りました。

「道頓堀は日本を代表する観光地の一つ。だからこそ“こんなに人が多い場所でもキレイなんだ!”と思ってもらいたい。今回の活動を通して夢が一つ叶い、もっとキレイにしたいという想いが強くなりました。」(かれんさん)
「正直なところ、ゴミ問題がなくなることはないと思います。でも、“増やさない”“知ってもらう”ことはできる。知ってもらえば、『ゴミのポイ捨てはアカン!』と思う人が増えるはず。『自分たちの星やからな、大事にせなあかん』——そんな想いで続けていきたいです。」(ET-KING センコウさん、KLUTCHさん)
「正直なところ、ゴミ問題がなくなることはないと思います。でも、“増やさない”“知ってもらう”ことはできる。知ってもらえば、『ゴミのポイ捨てはアカン!』と思う人が増えるはず。『自分たちの星やからな、大事にせなあかん』——そんな想いで続けていきたいです。」(ET-KING センコウさん、KLUTCHさん)
次は、もっと多くの仲間とともに
「この活動に参加したいダイバーは多いと思います。来年は“自分も参加したい”という仲間を増やしていきたい。仲間が増えれば、10分でもすごい量が回収できると思う。捨てるのは一瞬。でも、その回収には時間もお金も人手もかかるという現実を、今回あらためて実感しました。」(かれんさん)
大阪・関西万博が開催中という事もあって、国内外の多くの方が訪れる“日本を代表する観光地”の一つとなった、道頓堀川周辺。水質が改善されたことで、二ホンウナギや手長エビの生息が確認されており、今回のボランティアダイバーからは「アユの遡上を見た。」という話もありました。大都会の真ん中を流れる川の生物多様性も少しずつ回復しています。ゴミ問題の解消を目指すため、今回の取り組みを継続して行えるよう、関係者と協議を続けていく予定です。
「みよか」の記事はコチラ
大阪・関西万博が開催中という事もあって、国内外の多くの方が訪れる“日本を代表する観光地”の一つとなった、道頓堀川周辺。水質が改善されたことで、二ホンウナギや手長エビの生息が確認されており、今回のボランティアダイバーからは「アユの遡上を見た。」という話もありました。大都会の真ん中を流れる川の生物多様性も少しずつ回復しています。ゴミ問題の解消を目指すため、今回の取り組みを継続して行えるよう、関係者と協議を続けていく予定です。
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