佐藤奈々「最初から前に行かないと…MGCでは闘えない」
自ら奮い立たせる走りを
【1月29日 大阪国際女子マラソン】
地元が近い大阪で…MGC出場権獲得を目指す
大阪の街を走る、というのはどうですか?
今回の目標は?
佐藤奈々 選手: まだ私はMGCの出場権を取ってないので、最低限MGC(出場権)を取りたいなっていうのと…。でも出場を目標にしてたら、MGCで実際戦えないので、MGCで戦うっていうことを頭に置きながら、タイムだったら『24分を切って1発で取る』のか、しっかりとタイムは意識して、頑張れるところまで頑張ってみようって思ってます。
自らを奮い立たせて…最初から「前に行く」
どういうレースにしたい?
佐藤奈々 選手: 私は『後方からゆっくり行く集団』でいたら、後から(ペースを)上げようと思っても上げられないので、行けるところまで行って、どこまで粘れるかっていうので…。
佐藤奈々 選手: 怖いですけど、最初から前に行かないと、話にならないかなと思ったので、そのつもりで今は練習してます。
佐藤奈々 選手: いやぁ、いやもぉそんなん今言ってるだけですよ、本当は怖いんですよ。めっちゃ怖いんですけど、そう言い聞かせないと…。だって、後の集団で行くと入賞も程遠いですし、MGCも絶対無理だなって思うので。とりあえず“前に行けるところまでついていこう”と思ってます。
試験も合格し「小学校の先生」になる予定だった
レース後のご褒美は?
佐藤奈々 選手: えーご褒美…ゆっくりすることですかね。温泉とかが好きなので、ゆっくりお風呂に浸かったりしたいなと思ってます。
陸上選手以外でなりたかったのは?
佐藤奈々 選手: 小学校の先生ですね。もともと小学校の採用試験に京都府で受かっていて、(先生に)なる予定だったんですけど、実業団の道もちょっと開けて…『じゃあ、今しかできないのは何かな』って考えた時に、長距離マラソン選手は体力との戦いなので、『チャンスがあるのは今しかできない』と思って、教員の方はちょっとごめんなさいって教育委員会まで行って謝って(陸上選手)に来たので。なので、陸上(選手)じゃなかったら、小学校の先生になってました。
佐藤奈々 選手: 親にめっちゃ怒られました。『何考えんのアンタ!学費も払ったのに』『後で返すから』『そういう問題じゃない』とか…めっちゃ怒られました(苦笑)。今となってはすごく応援してくれてるんですけど、最初は『よく考えろ』って両親に怒られてました。
1月29日(日)ひる12時から!
佐藤奈々 選手: 出身は京都なんですけど、大阪はすごくよく出かけていたところなので、そこを走れるっていうのはすごくうれしいですし、地元が近いので、名古屋(ウィメンズ)もあるんですけど『大阪の方が走りたいな』とは思ってたので、思い切ってエントリーしようと思って出場させていただくことにしました。