初マラソンは“衝撃デビュー”も…
苦労を乗り越え「この大阪で出しきりたい」
【1月29日 大阪国際女子マラソン】

安藤友香

衝撃の初マラソン、その後の苦しみ

安藤友香 選手(28)。
今回は「5年ぶり」の大阪国際女子マラソンへの出場となる。

マラソンに憧れたきっかけは?

安藤友香 選手: 小学1年生の時、シドニーオリンピックの高橋尚子さんのマラソンをテレビで見たのは、すごく今でも鮮明に覚えていて。輝いて見えましたし、『楽しい42.195kmでした』と言われてた放送の映像は、すごく印象的で…。夢というか、憧れになりました。

安藤友香

初マラソンを振り返って

安藤友香

安藤友香 選手: 初マラソンは、もう…アレなんですよ。キルア選手という方がいらっしゃったんですけど、(キルア選手に)とにかくついていって、勝負していく…っていうことが一番(の目標)だったんですけど、気が付いたら2時間21分36秒で走れていて…

安藤友香

安藤友香 選手: まさかそこまで走れると思ってなかったので、何かあんまり実感がないレースでしたね

遠回りだったけど、通るべき道だった

その後、苦しい時期が続きましたが…

安藤友香 選手: いろんな人に支えてもらって、あの舞台に立って、あれだけのタイムを出せたので。でもそれを、言い方が悪いですけど『自分の手柄』というか、自分だけの手柄のように、当時は捉えてしまっていたので、それが結局、過信であったり、うぬぼれになっていたので…

安藤友香

安藤友香 選手: でも今振り返ると、あの過去が無かったら、今の自分はいないですし、たぶんこうして人と出会って、いろんなことを教わって、変わることもできなかったので。当時は遠回りだったかもしれないけど、あれがたぶん自分にとって一番近道じゃないけど…通るべき道だったんだろうなって今は思います。

安藤友香

5年前の大阪…「悔しいレースだった」

大阪国際女子マラソンの思い出は?

安藤友香 選手: 2018年に大阪を初めて走らせてもらって…とても悔しい試合だったので(苦笑)。

安藤友香

安藤友香 選手: 松田選手とか前田選手が、20キロハーフ過ぎて(ペースを上げて)出て行かれた時に、なぜだかついていかなかった…。『これは私じゃないんで』っていうふうに(考えてしまった)。そこで“今の自分”を全然見れていなかったので、すごい最低なレースでした。

安藤友香

今回の目標は?

安藤友香 選手: 大阪はやっぱり優勝もしたいですし、タイムも更新したいんですけど、一番は『今の自分を出し切って、後悔なく終われるレース』にしたいなと思ってます。

安藤友香

レース後のご褒美は?

安藤友香 選手: ケーキですよね(笑)。ケーキ食べたいなっていうのはありますね。あんまりショートケーキとかスポンジ系より、タルトとか、何かちょっとこう“ギュッとたやつ”の方が好きなんですけど。でも基本的に(ケーキは)何でも好きです。食べ過ぎはよくないんですけど、好きなので『ご褒美に』となったら、食べたくなりますね。

安藤友香

マラソン選手以外でなりたかったのは?

安藤友香 選手: ええぇ…(深く考え込んで)。マラソン選手になってなかったらか…。想像つかないですね。小学生ぐらいの時は、看護婦師になりたいって思ってたんですけど。5年生の時に怪我をした時に、血がちょっとダメになっちゃって。陸上以外で夢…何考えてたかなって言ったら看護師ですかね。

「第42回大阪国際女子マラソン」
1月29日(日)ひる12時から!