わけあって絶滅しました。展

動物図鑑どうぶつずかん

絶滅動物の生態を一部ご紹介！生き残るって大変だ！

オパビニア デコリすぎて絶滅 【絶滅年代】カンブリア紀中期 【大きさ】体長5cm 【生息地】カナダ、中国 【食べ物】砂底にひそむやわらかい動物 【絶滅理由】 復元図が学会で発表されると、多くの生物学者が「ありえない」と思ったらしく、会場は爆笑に包まれたという。実際、ホースとハサミ、5つの目、多数のヒレに足までもつ姿は、他には見られない唯一無二のもの。つけすぎたオプションは生き残るのに有利じゃなかったのかも…？
モササウルス 毒の海で絶滅 【絶滅年代】白亜紀末 【大きさ】全長18m 【生息地】北半球の海 【食べ物】アンモナイト、魚 【絶滅理由】 かれらの絶滅のきっかけは、白亜紀末に落ちた巨大隕石。これにより、海の環境が激変した。隕石の落下地点には硫黄が多くふくまれていて、衝突の衝撃で蒸発した硫黄が硫酸ガスとなり、酸性雨となって降りそそいだのだ。 そのため、浅い海の生物は死滅し、モササウルスも絶滅してしまった。
ケラトガウルス 角をはやして絶滅 【絶滅年代】新第三紀（鮮新世紀前期） 【大きさ】体長35cm 【生息地】北アメリカ 【食べ物】植物 【絶滅理由】 ケラトガウルスは地中の巣穴でくらすリスに近いなかま。地中でくらすリスは一夫多妻の大きなむれをつくるので、この角はオスが他のむれをのっとるための武器だったのかも。しかし、地中で角はじゃまなうえに大きな角には栄養をとられるので、生き残るには不利だったのだろう。
メガドロン クジラの逆襲で絶滅 【絶滅年代】新第三紀（鮮新世紀中期） 【大きさ】体長12m 【生息地】熱帯から温帯の海 【食べ物】クジラ 【絶滅理由】 人食いザメ「ジョーズ」として知られるホホジロザメより全長が3倍、体重が27倍もある巨大ザメがメガロドンだ。かれらは体長4mほどのクジラをえものとしており、まさに当時の海では「最恐」だった。 しかし、彼らにも「弱点」はあった。それは、寒さ。メガロドンの栄華は、海水温が下がるのとともに崩れていった。 クジラは水温に関係なく動き回れるが、サメは動きがにぶってしまう。逆に、クジラはその間進化してスピードアップしたため、いよいよメガロドンの手にはおえなくなってしまった……とも考えられている。
メガテリウム 無敵すぎて絶滅 【絶滅年代】第四記（更新世末） 【大きさ】体長6m 【生息地】南アメリカ 【食べ物】木の葉 【絶滅理由】 オオナマケモノの中でも最後にあらわれた最大の種。南アメリカは300万年前まで独立した大陸だったので強力な肉食獣も入ってこなかった。そのため動きがのろくても巨大化できたのだろう。武器を持った人間の集団がやってくると、狩りつくされて1万年前に滅びてしまった。
ジャイアントモア 石を飲んで絶滅 【絶滅年代】16世紀ごろ 【大きさ】体長3.6cm 【生息地】ニュージーランド 【食べ物】小枝や葉 【絶滅理由】 ニュージーランドにはコウモリ以外のほ乳類がいなかったため、天敵がいない環境で多くの飛べない鳥が進化した。モアのなかまはその代表で、その中でも最大のジャイアントモアは知られる限りもっとも背の高い鳥だった。まさに無敵の存在だったが、その大量の肉を目的に狩られ、絶滅した。
ドードー のろますぎて絶滅 【絶滅年代】1681年 【大きさ】体長1m 【生息地】モーリシャス島 【食べ物】海藻 【絶滅理由】 「不思議の国のアリス」でも知られるドードー鳥。彼らは生息地に天敵がいなかったので、どんどん大型化して飛べなくなってしまったのだという。ところが、人間に発見されると状況は一変。警戒心が薄く、飛んだり走ったりできない彼らはたちまち狩りつくされてしまったのだ。
ステラーカイギュウ やさしすぎて絶滅 【絶滅年代】1768年 【大きさ】体長8m 【生息地】北太平洋（ベーリング海） 【食べ物】海藻 【絶滅理由】 ステラーカイギュウは体調が8mもあるが、主食はコンブなどの海藻。北極に近い海で仲間と平和にくらしていた。しかし人間に発見されると彼らの「やさしい」性質があだとなる。仲間が攻撃されると、集まってきて守ろうとする性質があったため、非常に人間につかまりやすく、発見されてからわずか27年で絶滅してしまったのだ。

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