ザ・ドキュメント

番組紹介

関西テレビでは1958年の開局以来、さまざまなドキュメンタリーを制作してまいりました。
1982年からは「ドキュメントα」の枠タイトルで、エリアに密着したドキュメンタリーを定期的に制作、2001年からは「ザ・ドキュメント」として、現在も単発ドキュメンタリーとともに、「その時代の、その地域に暮らす、その人々を」記録しています。

2017年3月28日(火)深夜0:35~1:30

内容

大阪府立松原高校の3年生全員が取り組む「課題研究」。
好きなことや得意な分野から、「虐待」や「いじめ」など個人の内面に踏み込むものまで、各自で決めたテーマについて調べて発表する。

過去にテコンドーで全国6連覇の経験もある加桜さん。その輝かしい栄光の影で、暴力などの問題で父親が2回変わった。

幼い頃の記憶といえば、母の傷を見て泣き叫ぶ自分の姿。大人には話せなかったその記憶を、2年生の時担任だった中川先生に打ち明けた。そこで気持ちが救われた加桜さんは、将来、悩みを抱えている子ども達を救う教師になるという夢を抱き、課題研究でも、“子どもの虐待問題”をテーマに決めた。しかし、直面したのは“救うこと”の難しさだった。

同じく中川先生の下で「課題研究」に取り組む美由里さん。
障がいでいじめを受けた兄を思い、「関わり合いの大切さを伝えたい」と、“違いを豊かさに”を研究のテーマに選んだ。
しかし突きつけられたのは、小中学校時代に自身が“いじめる側にいた”という事実。その過去を後輩の前で発表する勇気が持てず悩んでいた。

「課題研究」に取り組む過程で、自分の内面と向き合い、悩む生徒たち。
先生たちは、そんな生徒たちに寄り添い、一緒に悩み考える。

自分と向き合い続ける中で、彼女たちがたどり着いた答えとは―?

ナレーション

スタッフ

ディレクター:宮田輝美
カメラ:平田周次
編集:片野正徳
プロデューサー:兼井孝之

宮田輝美ディレクターのコメント

18歳の全人生をかけて自分の一番嫌な部分と向き合い、後悔を発信力に変えた高校生の姿を見て、「18歳でこれだけできるんだ!」という感動と共に、「自分はこんな風に向き合ったことあったかな?」という思いがありました。自分の中にある思い出したくない部分や、汚い部分と向き合うことは、とても勇気が要ることです。もちろん、向き合わなければいけないというものでもありません。
それでも向き合って伝えたのは、それを聞いた誰かの心に届くことで、自分の後悔を繰り返さないでほしいという思いからでした。
もう一つ、彼女たちが嫌な自分と向き合って発信できたのは、近くに “信頼できる人“がいたからです。信頼できる誰かに自分を受け止めてもらう経験を持つことで、自分自身を認めることができるし、それを力に他人を助けることもできるのだと思います。取材を通して、私自身も誰かを受け止めることができる人間になりたいし、自分をさらけ出せる人間にもなりたいと感じました。
私がそうであったように、見終わった後、皆さんが自分を見つめる時間を持ってもらえたらうれしいです。

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