開催内容
マネ、モネ、ルノワール、セザンヌ、シニャック、ユトリロ…
ドイツから。近代絵画史に残る革新の系譜。
中世からポスト印象派まで約10万点に上るヨーロッパでも有数の絵画コレクションを擁するドイツ、ケルン市のヴァルラフ=リヒャルツ美術館・コルブー財団は、1824年にケルン大学教授で神学者のフェルディナンド・フランツ・ヴァルラフのコレクションが遺贈されたことを起源とし、1861年に実業家ヨハン・ハインリヒ・リヒャルツの寄付により開館。第二次世界大戦による損害を乗り越え、市民の力によってコレクションを拡充してきた歴史を持ちます。2001年には新館に移転し、同時にコルブー財団より印象派とポスト印象派の絵画が寄贈されコレクションは一層厚みを増しました。
この豊かなコレクションより、本展ではフランスの印象派とその前後を充実のラインナップでご紹介します。伝統と新しい芸術の間で葛藤したマネやコロー、光の表現を追求したモネやルノワール。さらに理論的に美を追求したセザンヌ、シニャックや、個人の感性を色彩で解放したマティス、ユトリロまで。42名の巨匠たちによる70点の作品を通じ、絵画史に残る革新は画家たちの、時に世代を超えた、相互の影響関係の中で展開されたことに気付かされるでしょう。とりわけ、ドイツの美術が新たな局面を迎える頃に収集されたマネの《アスパラガスの束》と、印象派以降の流れのなかでも際立つ存在であるゴッホの《跳ね橋》が見どころです。
1888年 油彩、カンヴァス
Vincent van Gogh, The Drawbridge, 1888, Oil on canvas
1880年 油彩、カンヴァス
Édouard Manet, A Bunch of Asparagus, 1880, Oil on canvas
1898年 油彩、カンヴァス
Pierre-Auguste Renoir, Jean Renoir, sewing, 1898, Oil on canvas
1885年頃 油彩、カンヴァス
Paul Cézanne, Still Life with Pears, c. 1885, Oil on canvas
1883/84年 油彩、カンヴァス
Claude Monet, Fishing Boats at the Beach at Étretat, 1883/84, Oil on canvas
作品はすべてヴァルラフ=リヒャルツ美術館・コルブー財団蔵
Wallraf-Richartz-Museum & Fondation Corboud, Cologne
Photos: © RBA, Cologne
本展覧会は、ドイツ連邦共和国ケルン市のヴァルラフ=リヒャルツ美術館・コルブー財団の協力のもとに開催されています。
開催スケジュール
日程
2026年7月4日(土)~9月9日(水)
火~金 10:00~20:00
月土日祝 10:00~18:00
休館日:7月6日(月)
※入場は閉館の30分前まで
会場
あべのハルカス美術館
料金
| 一般 | 大高生 | 中小生 | ペア券 | 親子券 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 当日券 | 2,100円 | 1,700円 | 500円 | - | - |
| 前売券 | 1,900円 | 1,500円 | 300円 | 3,500円 | 2,000円 |
※団体は15名様以上で前売料金と同じ。
※前売券の販売期間は2026年3月20日(金・祝)~7月3日(金)まで。
※障がい者手帳をお持ちの方は美術館チケットカウンターで購入されたご本人と付き添いの方1名まで当日料金の半額。
※前売ペア券(一般2枚組)は1枚ずつでも利用可。
※前売親子券(一般+中小生)は1枚発券、同時入場に限る。
チケット発売日
2026年3月20日(金・祝)10:00~
- 主催
- あべのハルカス美術館 / 産経新聞社 / 関西テレビ放送
- 後援
- 大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館