京都サンガDF福田&鈴木が選ぶ「今季のベストプレー」 クラブ史上初3位への軌跡

水曜はJ!

2025.12.18(木)

京都サンガDF福田&鈴木が選ぶ「今季のベストプレー」 クラブ史上初3位への軌跡
今季クラブ初の3位と大躍進を遂げた京都サンガF.C.。ディフェンダーとしてチームを支えた、鈴木義宜(33)と福田心之助(25)が、それぞれの記憶に残るベストプレーを振り返った。
初キャプテンマークで劇的弾 DF福田が振り返る「ここまでやってきて良かった」瞬間
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3年目の福田が選んだ試合は5月7日。アウェーの町田戦。京都は前節のC大阪戦で悔しい逆転負けを喫し、連敗で4位に順位を落としていた。この試合の朝、福田は曺貴裁監督からキャプテンを任された。

「初めてキャプテンマークを巻いてJリーグに出た試合でもあったので、曺監督に『気負いすぎずがんばれ』と言われた」

試合は前半町田が先制。後半に入り京都は平賀大空のゴールで同点に追いつくも、試合はアディショナルタイムに突入する。劣勢が続く中の最終盤、勝ち点1を3にすべく、多くの選手がゴールを目指す中、90分以上走り続けた福田が、ボックス内に走り込み豪快に決めた。「最終的に自分のゴールで勝たせられたのは、ここまでやってきて良かったなと思うシーンだった」と振り返った。

京都はこれで3位に浮上。その後の大躍進のキッカケとなる試合だった。
移籍後初ゴールは「ストライカーっぽいな」 DF鈴木の会心ヘディング弾
一方、ベテランの鈴木義宜が選んだのは、8月25日。アウェーのFC東京戦。京都が4-0と快勝したこの試合、平戸からのクロスを中央に抜け出した鈴木が見事に合わせ先制ゴールを奪った。京都移籍後初ゴールとなったこの一撃について鈴木は「あのゴールはストライカーっぽいな」とはにかみながら語った。
「近いうちにタイトルを」 2人が誓う来季の飛躍
今季はクラブ史上初の3位と大健闘も、最終戦の後悔しさをにじませた選手たち。福田は「今年一年で優勝まで届くところに行けたのも事実」だとし、「そういうチームになっていきたいというのが京都サンガとして全員が思っていること」と強調。「近いうちにタイトルを取れるように、自分自身もっと成長して、もっと大きなサッカー選手になっていければ」と来季の飛躍を誓った。

鈴木も「常に上位争いだったり、上位にいることがこのクラブにとって大事なことだと思うので、その一員として、また来年やれたらなと思います」と語った。

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