強豪神戸を支えた 3人が選ぶ「ベストプレー」 扇原「適当と言えば適当」弾 宮代の古巣2発

水曜はJ!

2025.12.18(木)

強豪神戸を支えた 3人が選ぶ「ベストプレー」 扇原「適当と言えば適当」弾 宮代の古巣2発
今季惜しくもリーグ戦3連覇は逃したが、天皇杯準優勝。ACLエリートでは現在グループ首位など、Jリーグ屈指の強豪クラブとしての地位を固めたヴィッセル神戸。主力として活躍したMF扇原貴宏(34)、DF山川哲史(28)、FW宮代大聖(25)の3選手が、それぞれの記憶に残るベストプレーを振り返った。
適当と言えば適当なんですけど」MF扇原貴宏が放った豪快な一撃
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ベテランの扇原貴宏が選んだのは7月5日、ホーム湘南戦での先制ゴールだ。前半14分。ゴール前のこぼれ球に対し、ダイレクトで豪快に左足を振り抜きネットに突き刺した。

湘南のGKポープ・ウィリアムも懸命に飛びついたが届かないスーパーゴールだった。この一撃に扇原は「適当と言えば適当なんですけど、こぼれ球に反応して、思い切りよく足を振ったらいいところに飛んでくれてうれしかった」と話した。

神戸はこのゴールで勢いに乗り、湘南に4-0と快勝した。
上位直接対決で発揮した鉄壁の守備 主将・山川哲史が選んだ「自画自賛のプレー」
今季主将を務めた山川哲史はディフェンダーらしく、スコアレスドローに終わった9月12日のホーム柏戦をあげた。ともに勝ち点53で並ぶ2位柏と3位神戸の終盤戦の上位直接対決。試合は最後まで互いに譲らずアディショナルタイムに突入する。

そして、柏は神戸陣内に攻め込み、決定的なクロスをあげるが、山川は「首を振って(相手選手の位置を)確認して、最後クリアの方向とか理想的だった」と振り返る見事なスライディングで難を逃れ、大切な試合を引き分けに持ち込んだ。

このプレーについて山川は「自分の中でもよくやった。後から見返してもよくできたプレーだった」と、まさに自画自賛のプレーだった。
古巣との一戦で2発!FW宮代大聖が選んだ「ナンバーワン試合」
今季リーグ6位タイの11ゴールを奪った宮代大聖は、自身の2ゴールで川崎に逆転勝利した6月21日の試合を「ナンバーワンプレーというよりナンバーワン試合」として選んだ。

試合開始6分で1点を先制された神戸は10分。宮代の技ありのボレーショートで同点に追いつく。さらに、後半7分。味方の縦パスを受け、ワンタッチで前を向き右足で逆転のゴールを奪った。

川崎のアカデミーで育ち、プロデビューした古巣との対戦だった宮代は「個人的な気持ちでも一番印象に残っている試合。古巣との一戦で2点決めて勝てたことは個人としては非常に良かった」と特別な一戦だったことを強調した。

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