【直撃】公式戦23発のC大阪ハットンが退団直前に明かしたセレッソ愛「チャント(応援歌)を作ってもらい熱狂的な応援が力に」

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2025.12.12(金)

【直撃】公式戦23発のC大阪ハットンが退団直前に明かしたセレッソ愛「チャント(応援歌)を作ってもらい熱狂的な応援が力に」
セレッソ大阪は12日、FWラファエル・ハットン(29)の期限付き移籍期間が満了となったことを発表した。ハットンは今季、リーグ戦36試合に出場し2位タイの18得点。ルヴァン杯と天皇杯を合わせると公式戦通算23得点を記録し、得点源としてチームを牽引した。

退団発表の前日に行われたインタビューで、ハットンは日本での充実したシーズンを振り返っていた。「チームとしては不調の波があり残念な結果となったが、個人的には通算23ゴールを取ることができた。日本での1年目として良いシーズンを送れた」と総括。

好調の要因については、ピッチ外での徹底した自己管理を挙げている「パーソナルトレーナーを雇い、食事や睡眠の管理、日々のセルフケアに努めた」と語り、強い覚悟を持ってシーズンに臨んでいたことを明かした。また、チームメートやスタッフのサポートが環境を整えてくれたことで、自身の持ち味を発揮できたと感謝を口にした。

日本での生活についても「10年前に初来日した際は若くて日本の良さを十分理解できていなかったが、今回は人と人とのつながりや、ブラジル人を家族のように温かく迎え入れてくれる文化に感銘を受けた」と語り、とんかつや焼肉、ラーメンなどの日本食も楽しんだという。

サポーターに向けては「自分のチャント(応援歌)を作ってもらい、試合中も常に大声援を送ってくれた。家族も含めて心から感謝している」と、熱狂的な応援が力になったことを強調した。

ハットンはクラブを通じて発表されたコメントでも、残留を望んでいた胸中も明かしている。「私も可能な限り、セレッソ大阪で引き続きプレーしたいという思いがありましたし、クラブも最大限努力して下さったのも理解していますが、残念ながらサッカー界では時にこのような状況が起こり得るものです」

共に戦ったチームメートやスタッフ、サポーターへ改めて感謝を述べ、「これからも前を向いてサッカー人生を歩み続ける」と結んでいる。
ラファエル・ハットン(RAFAEL RATAO)
1995年11月30日生まれ、ブラジル出身。アルビレックス新潟でのプレー経験もあり、フランスのトゥールーズFCなどを経て今季C大阪に加入した。J1通算36試合18得点。

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