「道路脇に吸い殻が…」セレッソ森島会長 商店街清掃で語る地域への思い 約1時間の活動で5袋収集

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2025.12.4(木)

「道路脇に吸い殻が…」セレッソ森島会長 商店街清掃で語る地域への思い 約1時間の活動で5袋収集
4日朝10時。関西テレビに近い天神橋筋商店街に、見覚えのあるピンクのユニホームを着用した一団が清掃活動を行っている姿が見られた。ゴミ拾い用のトングを手に商店街周辺を清掃したのは、Jリーグ・セレッソ大阪のレジェンドであり会長の森島寛晃氏(53)をはじめ、勝矢寿延アンバサダー(64)、丸橋祐介アンバサダー(35)、古澤留衣レディース・エバンジェリスト(28)ほか、クラブスタッフ、北区役所職員、JR天満駅職員ら約20名からなる「セレッソファミリー」だ。
地域に愛されるクラブへ 30周年を機に活動を拡大
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セレッソ大阪は、2016年ごろから試合後のスタジアム周辺の清掃活動を開始し、地域貢献を継続している。昨年、クラブが30周年を迎えたことをきっかけに、大阪市内の商店街を中心とした清掃活動を拡大。今年はシーズンを通して「ホームタウンクリーンアップLTO」という活動を実施しており、この活動を通じてセレッソファミリーの仲間を増やし、商店街や地域の活性化に貢献することが目的とされている。

天神橋筋商店街での活動は、駒川商店街などでの清掃経験もある森島会長にとって自身2回目。飲食店などがひしめき合う地域を歩きながら、森島会長は「道路脇に入るとたばこの吸い殻とかが多かったが、商店街の皆様が日々きれいにされている。地域の皆さんの街をきれいにしようと取り組まれていて、我々も一緒にやらせていただけることが大きい」と語った。

森島会長はトングを巧みに使い、「道端にあまりゴミは落ちていないが、植え込みの中とか…ほらここ、ここ!ここにも出てきた!」と熱心にゴミを探し出すなど精力的に活動した。手慣れた姿を見た市民からは「ご苦労様です!」という声もかけられ、地域の方々との交流する姿も見られた。
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約1時間、商店街を練り歩いて集められたゴミは5袋に膨れ上がった。
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活動の締めくくりには、参加したメンバー全員がすがすがしい表情で写真に納まった。森島会長は、こうした活動の意義について、「Jリーグもこういう活動は非常に大事にしています。私たちクラブも地域に愛されるクラブになるように、しっかりやっていけるのは大事なことかなと思います」と地域に根差した活動の重要性を強調した。

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