2025.09.25(木)
【超名門】市立船橋サッカー部「サドル無し生活」の掟!全国屈指の強豪校で鍛え抜かれた過酷な青春
数多くのJリーガーを輩出。高校選手権優勝5回、インターハイ優勝9回を誇るサッカーの超名門校である千葉県の市立船橋高校。サッカー部出身で、その後京都サンガF.C.などで活躍した原一樹氏(40)が、高校時代の数々の“伝説”を語った。
朝はご飯3杯がノルマ!部員をふるい落とした「4部練習」の過酷な合宿
自身は一般入試で市立船橋の門をたたいた原氏。入部当初は部員数も100人近くいたそうだが、部員全員参加の合宿があり「エグいくらいの練習をするので、朝起きると荷物が無くなって、一緒に寝たヤツがいない」と、日に日に人数が減っていき最後は30人くらいになった」と語った。合宿は“4部練習”は当たり前。朝はご飯3杯がノルマなど、過酷な高校時代を振り返った。
1年生の掟「サドル無し生活」で太ももパンパン
さらに、1年生の“掟”として当たり前だったのが「サドル無し生活」1年生は練習準備のためグラウンドに行くとき、自転車は立ちこぎでないといけないというルールが存在。お尻をサドルに乗せていると先輩に「何休んでるんだ!座っている場合じゃない」とお叱りを受けるため、いっそのこと1年生はサドルを外して乗っていたという。おかげで太ももがパンパンに鍛えられたと、メリットもあったようだが、「今(の時代)はバス移動している」と、サッカー部を取り巻く環境も、時代とともに変化しているようだ。
「平日練習休み」を勝ち取れ!本気勝負の部活対校リレー
そんなツラい練習が日々続くからこそ、長年全国屈指の強豪校として君臨してきた市立船橋サッカー部だが、生徒たちの最大のご褒美と言えば、練習休み。特に平日に休みになることは年間通しても皆無に近い。この平日休みを勝ち取る唯一の手段が運動会での“部活対校リレー”だった。野球部、陸上部などどの部活も1位を取ったら休みになるため「ガッチガチの本気の勝負」が繰り広げられたが、原氏は「僕が走った3年生のとき勝たせてもらった」と、自らの活躍で最大のご褒美をゲットした。
背番号10で高校日本一 3年間の苦労が報われた瞬間
ハードな高校生活を送った原氏だが、3年生だった2002年度に背番号10を背負い高校選手権で見事全国優勝を果たした。それは3年間の苦労が報われた瞬間だった。今年40歳を迎えた原氏にとっては、20年以上前のつらくもあるが、輝かしくもある青春の1ページである。
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