「シャドーの選手はイヤらしい」 元日本代表が語る意外なサッカー用語

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2025.09.18(木)

「シャドーの選手はイヤらしい」 元日本代表が語る意外なサッカー用語
「フリック」「シャドー」「トランジション」と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?実はこれ全てサッカー用語なんです。普段あまり耳にしないけど、サッカー中継では普通に使われている用語を、サッカー元日本代表の加地亮氏が、ジョックロック(ゆうじろー・福本ユウショウ)に解説した。
最初この「フリック」という用語の意味を聞かれた福本は、スマホのフリック入力から連想して「試合中活躍したらエゴサーチすること」と笑わせたが、果たしてどんな意味なのか?
【フリック】とは?ゴールを呼び込む一瞬の切り返し
「フリックして、山岸左足だ~!」
これは今年5月。京都-名古屋の16節で生まれたゴール時の実況だ。
フリックとは、パスを受けた選手が、軽く方向を変えてボールを前に進めることで、一瞬の動きで相手をかく乱することができる。「(パスを受けたボールを自陣側に)返すとフリックじゃなくなる。進行方向にボールを進めることでフリックが完成する」と加地氏は解説した。
隠れた攻撃の要 それが【シャドー】
「シャドーボクシング?」と誤解する人もいる中、加地氏は戦術ボードを使って丁寧に解説。ゴール前にいる「フォワード」の背後に隠れ、攻撃の起点となる選手を「シャドー」と呼ぶことを説明した。
そして、その選手を表現する言葉として加地氏が挙げたのが「イヤらしい」という意外な一言。相手のマークを欺き、気づかれないようにゴールに関わる動きをするため、この言葉が使われるという。
試合の流れを変える!現代サッカーの最重要戦術【トランジション】
一般的に「移行」や「転換」を意味するこの言葉は、サッカーにおいては「攻撃から守備、または守備から攻撃への切り替えの瞬間」を意味する。この切り替えのスピードが、試合の勝敗を大きく左右することもあるため、現代サッカーにおいて最も重要な戦術の一つとされています。加地氏、この言葉の重要性を熱く語り、新しい用語が登場するたびに、今後も解説していくと意欲を見せた。

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