【ギネス認定】ルヴァン杯 33回の歴史が生んだ「奇跡」と「悲劇」

2025.08.28(木)

【ギネス認定】ルヴァン杯 33回の歴史が生んだ「奇跡」と「悲劇」
史上まれにみる大混戦で、優勝争いが混とんとしてきたJリーグ。3大タイトルの一つ、JリーグYBCルヴァンカップもいよいよ佳境を迎える。9月3日から準々決勝がホーム&アウェイで開催され、関西からはヴィッセル神戸は初の覇権を目指す。
ギネス認定!Jリーグ開幕前から続くルヴァン杯33年の歴史とは?
ルヴァン杯は、Jリーグ開幕の1年前。1992年から続く大会で、今年で33回目を迎える。実は同一企業の協賛で、最も長く開催されたプロサッカーリーグの大会で、ギネス記録にも認定されている大会である。

初代王者に輝いたのは、V川崎。三浦知良が挙げたゴールの1点を守り抜き、歴史の1ページを踏み出した。その長い歴史の中で生まれた名珍場面を紹介する。
【奇跡】スタジアムが揺れた!G大阪2点ビハインドからの大逆転劇
2014年、G大阪-広島の決勝は、G大阪が劇的な大逆転勝利を収めた。2点を追うG大阪は、前半38分、パトリックのゴールで1点を返すと、後半9分には再びパトリック。宇佐美貴史のクロスに頭で合わせ同点に追いつく。

そして最後は途中出場の、大森晃太郎。後半26分相手キーパーがはじいたボールを頭で押し込み逆転。埼玉スタジアムに集結したG大阪サポーターを熱狂させた。
【衝撃】GKランゲラックがPKを止めて、自ら決める…「二刀流」が生まれた瞬間
2024年名古屋-広島の準々決勝は両チーム譲らずPK決着にもつれ込んだ。広島の1人目、2人目のPKを連続で止めた名古屋のゴールキーパー・ランゲラック。すると、なんとランゲラック自ら名古屋2人目のキッカーに。これを見事に決める「二刀流」の活躍でチームは準決勝に駒を進めた。

そして、新潟との決勝でもランゲラックが魅せた。準々決勝に続きPK戦にもつれこむと、再びランゲラックがキッカーに。ストライカー顔負けのゴールを決め、見事名古屋を3年ぶりの優勝に導いた。
「決めても誰も来なかった…」加地亮が明かしたPK勝利のほろ苦い真相
2004年FC東京の選手として決勝の舞台に立ったのは加地亮。この試合もPK戦にもつれ込む死闘となった。重要な5人目のキッカーとして登場したのは加地。「それを決めて優勝しました」と得意げに話した。
しかし、優勝を決めた瞬間、チームメートは全員ファインセーブをしたゴールキーパー・土肥洋一のもとに駆け寄った。「決めて振り向いたら、みんな俺のところ来なかった」と、ほろ苦い思い出を語った。

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