「イニエスタ」でも「永島」でもなかった… サポーターが選んだ“ミスターヴィッセル”は「魂のディフェンス」を貫いた鉄人

2025.08.21(木)

「イニエスタ」でも「永島」でもなかった…
サポーターが選んだ“ミスターヴィッセル”は「魂のディフェンス」を貫いた鉄人
Jリーグ創成期を支えた、永島昭浩や三浦知良。また、世界的な名選手・イニエスタなど、数多くのスタープレーヤーが在籍したヴィッセル神戸。このスター軍団の中で真の「ミスターヴィッセル」と呼ぶにふさわしい選手はどの選手か?サポーターのアンケートなど133票の中から選出した。
3位 吉田孝行(2008年-2013年)
現役時代は主将を務めるなど、リーダーシップを発揮しチームをけん引した吉田孝行が22票で3位にランクインした。現役時代の活躍もさることながら、特筆すべきは監督として、2023年クラブ初のリーグ優勝に導いた手腕が評価された。今年はJリーグ史上2クラブ目の3連覇を目指している。
2位 永島昭浩(1995年-2000年)
水曜はJ!が選ぶ「ミスターガンバ」でも3位につけた、永島昭浩が33票を集め2位につけた。番組MCのジョックロックから2位に入ったことを伝えられると「中途半端やな。でもうれしい」と笑わせたが、実は永島にとって神戸は特別な場所。
阪神淡路大震災をきっかけに神戸移籍
今年30周年を迎えるヴィッセル神戸。その船出は1995年。チーム始動の日の朝、阪神淡路大震災と未曽有の大災害に見舞われた。この震災で実家が被災した永島は「神戸を勇気づけたい」という思いから、その年の6月ヴィッセルに移籍。JFLからのスタートだったが、1997年のJリーグ昇格を支えこのチームで引退を迎えた。「引退試合(2000年)ヘッドで決めたゴールが忘れられない」と、今もその雄姿はサポーターの脳裏に焼き付いている。永島も「サッカーは人生そのもの。サッカーという競技があって夢ができて、素晴らしい人生を送れている」と、サッカーへ、そして神戸への感謝を語った。
1位 北本久仁衛(2000年-2018年)
ヴィッセル一筋18年の鉄人・北本久仁衛が38票を集め堂々の1位に輝いた。「魂のディフェンス」で長きにわたり、チームを守り続けてきた姿に「まさに苦楽を共にし長きにわたって神戸に貢献してくれたクニさん」「神戸の4番を有名にした」と多くの賞賛が寄せられた。今はヴィッセルのアカデミーのコーチとして、未来のミスターヴィッセルの育成に尽力している。
イニエスタは3票。エースナンバー「13」を背負う現役の佐々木大樹は9票で4位だった。

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