6月27日、神奈川県座間市で女性が深夜に愛犬の散歩をしていたところ、犬が路上に落ちていたペットフードを食べてケガをしました。
犬が飲み込んでしまったペットフード。スティック状のサツマイモに刺さっていたのは、裁縫で使うまち針でした。
飼い主:
「無差別じゃないですか。もうテロの状態なので許せないですよね、絶対に」
記者リポート:
「針が刺さったペットフードは、あちらの踏切から私が立っているこちらのコンビニまでの道沿い約200mの間にまかれていました」
女性からの通報を受けた警察が周辺を調べたところ、この現場以外でも、同様の針付きのエサが見つかりました。
飼い主・娘:
「涙が出てきて怖すぎて、もう本当にちょっと考えられない、信じられない」
ケガをした犬は、夜間の動物病院で切開手術を受けることに…。
飼い主・娘:
「手術も無事に終わったようなんですけど、あまり動けないみたいで」
警察は、何者かが針付きのエサを路上にまいたとみて、周辺にある防犯カメラ映像の解析を進めています。
まいた人物はどんな罪に問われるのか、菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「直接殴ったり蹴ったりしたというわけではないんですが、ただ恐らくペットが口にするであろうという狙い通りになった。こういうことで動物を傷つける、ペットを傷つけるということですと、動物愛護法違反。これは重くて5年以下の懲役または500万円以下の罰金となっています。
幼児や赤ちゃんも口にする可能性があります。もちろん民事上の責任として治療費や慰謝料などの賠償も問題になります。こういうことはやめて下さい」
(関西テレビ7月6日放送『報道ランナー』内「菊地弁護士のニュースジャッジ」より)