大阪湾に迷い込み、死んだクジラの処理費用に、およそ1507万円かかったことが分かりました。
大阪湾では、ことし1月、オスのマッコウクジラが迷い込み、先月、大阪府堺市の堺泉北港で死んでいることが確認されました。
全長は15メートル、体重はおよそ32トンで、死因は餓死とみられ、大阪府は先月、堺市内の産業廃棄物の最終処分場の地中に埋める処理を行いました。
大阪府の吉村知事は、28日、クジラの埋設処理費用におよそ1507万円がかかったことを明らかにしました。
1~2年程度地中に埋められた後、骨格標本として、大阪市立自然史博物館で展示される予定です。
クジラの死骸の処理費用を巡っては、去年1月、大阪市の淀川河口付近で死んだマッコウクジラ・通称「淀ちゃん」について、海洋投棄した費用として大阪市の試算の2倍以上となるおよそ8000万円がかかっていて、大阪市が契約の流れに不適切なところがなかったか調査を行っています。