【史上初】ランチパックと私鉄4社が同時コラボ 最も開発が難航したのは「南海」「電車に乗って各地を巡り 地域の名物と食べ比べしてほしい」と開発者 2024年03月29日
山崎製パンは、関西の私鉄4社とコラボした「ランチパック」を同時に発売すると発表しました。 「ランチパック」とコラボするのは、「阪急」「近鉄」「京阪」「南海」の関西の主要私鉄4社です。
山崎製パンは、「電車に乗って味めぐり」をテーマに各社の沿線の名所や名物、車両にちなんだ「ランチパック」4種を来月から5月末までの期間限定で販売します。 これまで近鉄とは過去2回コラボした「ランチパック」ですが、ほかの3社とコラボするのは史上初で、4社同時発売も初めてだということです。
■阪急は「マルーンカラー」を意識 座席の「ゴールデンオリーブ色」も抹茶で再現
阪急とのコラボで販売するのは、「ランチパック(マロンあん&チョコホイップと小倉あん&抹茶ホイップ)」です。
「マロンあん&チョコホイップ」のパンは、阪急電車の車体の色「マルーンカラー」をイメージ。もう一方のパンには車体の色に似ている「小倉あん」と、阪急の代名詞、アンゴラ山羊の毛を使ったふかふかの座席の「ゴールデンオリーブ色」をイメージした抹茶ホイップがサンドされています。
■近鉄は「とんてき」 大阪と三重県四日市市の名物をイメージ
「近鉄」とのコラボは「ランチパック(とんてき風味)」。
大阪府や三重県を走る近鉄にちなんで両府県で名物の「とんてき」をイメージし、ウスターソースベースのたれで味付けした豚挽肉使用のとんてき風フィリングがサンドされています。
■京阪は出町柳の「みたらし団子」
「京阪」とコラボで販売するのは「ランチパック(みたらし団子風味)」。
京都にある出町柳駅が最寄り駅の下鴨神社が 「みたらし団子発祥の地」といわれていることから、みたらし団子をイメージして求肥(ぎゅうひ)とみたらし団子風味のたれがサンドされています。
■南海が最も難易度高 試行錯誤でけしの実の食感実現
「南海」とのコラボは「ランチパック(けし餅風味と抹茶ホイップ)」。
南海とゆかりの深い大阪府堺市名物の「けし餅」をイメージした求肥(ぎゅうひ)シートとけしの実入りのこしあんをサンドしたパンと、抹茶ホイップをサンドしたパンが楽しめます。
関西私鉄4社コラボを企画・開発した山崎製パンの宮下祐佳さんいわく、4社で最も開発が難航したのは、南海の「けし餅風味」だったということです。 けし餅は、本来餅の周りにけしの実がまぶされていますが、ランチパックでは、あんこの中にけしの実を入れる必要がありました。 しかし、あんこには水分があるため、当初、けしの実の食感を出せなかったということです。そこで、けしの実の食感を出すために、このランチパック専用の「けしの実専用あんこ」を開発。 4社揃っての発売に何とか間に合わせたということです。
■電車で関西各地へ「地域の名物とランチパックを食べ比べしてほしい」
宮下さんは、「このコラボランチパックを持って、電車に乗り、関西各地を巡ってほしいです。お客様にランチパックのモデルとなった名物のある地域に足を運んでもらって、本場の味とランチパックと味比べしてもらえたら嬉しいですね。ランチパックを通じて関西を盛り上げられればと思っています」と話しています。
【販売期間】 4月1日(月)~5月31日(金)出荷分まで
【販売地域】 関西、中京を中心としたエリアの『デイリーヤマ ザキ』『ヤマザキショップ』スーパーなど
(関西テレビ 2024年3月27日)