奈良県は、新型コロナウイルスの感染拡大で病床使用率が高まっているとして、県内すべての病院に病床確保を要請しました。
奈良県では4月9日に過去最多となる96人の新型コロナウイルス感染を確認しました。
14日時点の病床使用率は68.4%となっています。(257人/376床)
この状況を受け、奈良県は15日2月に改正された感染症法に基づき、75ある県内すべての病院に病床の確保を要請しました。
県によると改正感染症法に基づく要請は全国初です。
また県は、すでにコロナ患者の病床を確保している16の病院にも確保病床の追加を要請しています。
現在確保されている病床は、大半(97.3%)が公立病院のもので、県は民間病院にも協力を呼びかけ、協議しながら医療体制を拡充したいとしています。
また、奈良県は自宅療養の措置を取っていないため、軽症者などに向けた宿泊療養施設も追加で運用する方針です。