林 弘典のHAPPY VOICE!

六度目の正直

2017.11.21

先日、社会保険労務士の試験に合格しました。
6年間、かかりました。
支え続けてくれた妻に心より感謝しています。
私一人では、最後まで走りきることはできなかったと思います。

なぜ、資格取得を目指すのかとよく聞かれます。
私は、「ニュースを自分の言葉でわかりやすく伝えられるアナウンサーになりたい」という思いから、
十数年前から、専門性を高めるべく、様々な分野の勉強を始めました。気象予報士、ファイナンシャルプランナー、防災士などを取得してきました。

社会保険労務士に関しては、大きな関心事である年金問題や介護の問題、「働き方改革」などの労働問題などの知識を身につけ、自分の言葉でわかりやすく伝えたいと思い、6年前、勉強を始めました。

最初の3年間は独学で、次の3年間は専門学校へ入学しました。ただ、アナウンサーの仕事は、突然入ってきたりするので、最後の2年は数えるほどしか通えていませんが…。

社労士の試験に合格するには、全科目で基準点に達し、合計点でも合格ラインに達する必要があります。私は、「あともう少し、1科目で1点足りない」ということが何度かあり、落ち続けました。合計点では合格ラインを余裕を持って超えていたので、ショックは大きく、受験をやめようと思ったことが何度もありました。
家族との時間を犠牲にし、社労士の資格取得を目指してしまったこと自体について、後悔する気持ちも、正直、出てきていました。

しかし、妻の中島めぐみから
「せっかく毎日頑張ってきたんだから、ここまで来たら結果が出るまで頑張ろう!」
と励まされ、なんとか勉強を続けることができました。

妻とは2012年の10月に結婚しました。結婚した時から夫は既に「受験生」。
社労士の試験は夏に行われるため、結婚以来、夏休みを一緒に過ごしたこともありません。たまの2人揃っての休日に一緒に出掛けるときも、私は移動時間、待ち時間すべて勉強。一緒にいてもさみしい思いをさせたと思います。

働きながら資格取得の勉強をすることは、自分ひとりだけの問題ではないです。
支えてくれる家族にも、ものすごい負担がかかります。
林家の場合も、妻自身、忙しく働いていますし、私の勉強時間を確保するために、本当に色々なことを犠牲にしてサポートしてくれました。妻の献身的なサポートがあったからこその合格だと心から感謝しています。

今回の合格は、難易度うんぬんを抜きにしても、これまでのどんな試験での合格よりもうれしいです。

高校、大学受験に受かったときよりも。
気象予報士試験に受かったときよりも。
アナウンサー試験に受かったときよりも。

今回は1人の力で勝ち得た成果ではなく、心から一緒に喜んでくれる人がいてくれるからです。

合格発表も、もちろん二人で見に行きました。
自分の受験番号を見つけた際、合格したことの喜びよりも感謝の気持ちが真っ先に来たのは今回がはじめてでした。
妻の苦労に報いることができて、本当によかったです。


通勤時間、電車の中は私にとって「図書館」のような存在でした。
どんなに慌ただしくても、その往復1時間だけは、絶対に参考書を開いて勉強する。
自分に6年間課した「ルーティン」です。
気象予報士やファイナンシャルプランナー取得の際も、そのほとんどを通勤電車の中で学びました。
そう考えると、もう10年以上、通勤電車で勉強ばかりしてますね(笑)

働きながら、家事をしながら、子育てをしながら、時間を作ってコツコツ勉強を積み重ねている方は、多くいらっしゃいます。そのことを直接肌で感じられただけでも、各資格取得の際に専門学校に通った意味がありました。
私は、たまたまアナウンサーという仕事をしているので、資格取得の際、取り上げてもらう機会があるだけだと思っています。もっと厳しい環境で歯を食いしばっている、そういった「同志」の方々とともに、これからも頑張っていきたいです。

しばらくは、資格取得の勉強はお休みして、妻をサポートするために料理の勉強でもしようかと考えています。
今度は、私が妻を支える番です。
主夫としての腕も磨かなければと思っています。
もちろん、アナウンサーとしての腕みがきも忘れずに(笑)。
頑張ります。
皆様、これからも何卒よろしくお願いいたします。

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