第1話

STORY

桐谷健太
#01

週刊誌の“四流”記者・三島寛治(佐野玲於)が元ヤクザの情報屋・木原慶次郎(桐谷健太)の運転手に!?
社会を裏で操る“インフォーマ”との出会いで、地獄への扉が開く——!

三島寛治(佐野玲於)は、主にゴシップ記事を扱う『週刊タイムズ』の記者。志したはずのジャーナリズム精神など欠片もない、有名人のスキャンダルばかりを追いかける日々に、どこか虚しさや違和感を覚えていた。そんなある日、三島は編集長の長澤あすか(MEGUMI)の指示で、尼崎まである人物を迎えに行く。長澤は、「普通に生きていたら見られない世界を見たい」という、三島のかつての願いを叶えるチャンスだと送り出すが、待っていたのは、どうみてもカタギではない男・木原慶次郎(桐谷健太)。木原は元2代目西宮会の若頭補佐で、現在は裏社会、政治、芸能、あらゆる分野に精通し、情報屋の中でも都市伝説的な存在“インフォーマ”として、その名を知られる人物だった。
佐野玲於
MEGUMI 佐野玲於
同じ頃、都内のホテルでは、謎の男(森田剛)が、秘書らしき男と商談をしている。多額の報酬を提示された男は、「3日で終わらせる」と成功を約束して…。
森田剛
木原は三島を“ポンコツ”と呼び、自らの運転手に指名。東京へ来るのは5年ぶりだと言う。歌舞伎町のキャバクラへ足を運ぶと、そこでは顔見知りのホステス・ナナ(北香那)が木原を出迎える。
桐谷健太 佐野玲於
北香那 桐谷健太
ナナは、三島が“ポンコツ”と名付けられたことを知ると、「二代目ポンコツ君、死んじゃだめだよ」と何やら意味深な言葉を投げかける。しかし、三島が理由を尋ねようとした次の瞬間、スマホが鳴り、木原の表情が一変する。
それは、前代未聞とも言える第一の殺人事件の知らせだった……。