2026年5月29日(金)深夜1:15~2:30
冤罪・甲山事件 山田悦子 半世紀の闘い
内容
長期の裁判で冤罪が晴らされるのは、再審事件に限らない。
21年間の裁判の末、3度の無罪を経てようやく殺人事件の被告人から解放された女性がいる。
甲山(かぶとやま)事件の冤罪者・山田悦子さん。
21年間の裁判の末、3度の無罪を経てようやく殺人事件の被告人から解放された女性がいる。
甲山(かぶとやま)事件の冤罪者・山田悦子さん。
過熱した事件報道に心を痛め、これまでメディアの取材を拒んできた山田さんに、今回初めて長期のカメラ密着取材が実現した。
「多くの支援者に支えられていましたが、被告人は私だけ。常に孤独でした」
そんな山田さんを救ったのは、ある1冊の法学書だった。
1974年3月19日、兵庫県西宮市にある知的障害児の入所施設・甲山学園の浄化槽にあるマンホール内から、児童2人の遺体が発見される。警察は殺人事件として捜査し、当時22歳の保母・山田さん(当時の姓:沢崎)を男児殺害容疑で逮捕する。
山田さんは身に覚えがないと否認。しかし、密室の取調べ室で分刻みのアリバイ立証を求められ、最後には「父親も疑っている」と虚偽を告げられ、逮捕から10日後に自白。その後、自白を撤回した山田さんは釈放され、後に不起訴になる。一方、山田さんは自身の潔白を明らかにしようと、釈放後に国家賠償訴訟を起こした。
「多くの支援者に支えられていましたが、被告人は私だけ。常に孤独でした」
そんな山田さんを救ったのは、ある1冊の法学書だった。
1974年3月19日、兵庫県西宮市にある知的障害児の入所施設・甲山学園の浄化槽にあるマンホール内から、児童2人の遺体が発見される。警察は殺人事件として捜査し、当時22歳の保母・山田さん(当時の姓:沢崎)を男児殺害容疑で逮捕する。
山田さんは身に覚えがないと否認。しかし、密室の取調べ室で分刻みのアリバイ立証を求められ、最後には「父親も疑っている」と虚偽を告げられ、逮捕から10日後に自白。その後、自白を撤回した山田さんは釈放され、後に不起訴になる。一方、山田さんは自身の潔白を明らかにしようと、釈放後に国家賠償訴訟を起こした。
結審も見えてきた1978年2月、誰も予期していなかった事態が起こる。同じ容疑で検察が山田さんを再逮捕。さらに山田さんのアリバイを証言した学園の園長と同僚まで偽証罪で逮捕したのである。一度不起訴になった事件、なぜ異例の起訴に転じたのか。
裁判で明らかになった検察の新証拠。それは、事件から3年後に語り始めたという元園児たちの証言だった。保母として愛情を注いできた元園児が、自身に不利な証言をする姿を被告人席から見つめることになった山田さん。
「園児は純真で嘘をつけない」と主張する検察を前に、山田さんと弁護団はある選択を迫られていく。
事件から半世紀、山田さんの数奇な人生を辿り、甲山事件の残した教訓を探る。
裁判で明らかになった検察の新証拠。それは、事件から3年後に語り始めたという元園児たちの証言だった。保母として愛情を注いできた元園児が、自身に不利な証言をする姿を被告人席から見つめることになった山田さん。
「園児は純真で嘘をつけない」と主張する検察を前に、山田さんと弁護団はある選択を迫られていく。
事件から半世紀、山田さんの数奇な人生を辿り、甲山事件の残した教訓を探る。
ナレーション
豊田康雄(カンテレアナウンサー)
スタッフ
- ディレクター
- :上田大輔
- 撮影
- :平田周次
- 編集
- :久保田光洋
- プロデューサー
- :宮田輝美
