2023年3月17日(金) 深夜1:25~2:25
2024年5月29日(水) 午前4:29~5:25 再放送
難病の僕と出かけませんか?~最高の旅のつくり方~
受賞
ギャラクシー賞奨励賞
内容
大阪市浪速区に「誰でも、好きな時に、好きな場所へ」を標榜する旅行会社がある。
「誰でも」とは「障害や病気で外に出ることが難しい人でも」という意味だ。参加する人の状況や必要な配慮を聞き取り旅行を組み立てる。旅仲間のグループに希望の旅行を募り、みんなで一緒に出掛けることもある。
健常者の旅行よりたっぷり時間をかけて最高の旅をつくるのだ。
「誰でも」とは「障害や病気で外に出ることが難しい人でも」という意味だ。参加する人の状況や必要な配慮を聞き取り旅行を組み立てる。旅仲間のグループに希望の旅行を募り、みんなで一緒に出掛けることもある。
健常者の旅行よりたっぷり時間をかけて最高の旅をつくるのだ。
会社を立ち上げたのは櫻井純さん(35)。難病障害当事者として自らも車椅子で生活している。
26歳の時、手足の筋力低下と感覚障害が起きる病気、慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)と診断される。さらに遺伝性の末梢神経疾患、シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)の診断も受ける。櫻井さんは杖と車椅子を併用し、難病の治療やリハビリの合間で旅行業を続けている。
26歳の時、手足の筋力低下と感覚障害が起きる病気、慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)と診断される。さらに遺伝性の末梢神経疾患、シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)の診断も受ける。櫻井さんは杖と車椅子を併用し、難病の治療やリハビリの合間で旅行業を続けている。
「櫻スタートラベル」という社名の由来は自身の体験にある。自力で外にいけなくなる日を思い、「一番遠くの知り合い」が住む鹿児島県の甑島に出かけた。その時出会った人たちの気持ちと満点の星空に感動する。この感動を誰かと分かち合いたいと思った。
コロナで旅行を控える人が多い昨今、「待っていたら二度といけない人もいる」と言う櫻井さん。自身も進行する病を抱え「時間との闘い」の日々だ。「太く短く」しっかり生きたい。だから今できることをしておきたいのだ。
「好きな時に、好きな場所へ」櫻井さんと出かける旅はその人の人生にどんな彩りを添えるのだろうか。
コロナで旅行を控える人が多い昨今、「待っていたら二度といけない人もいる」と言う櫻井さん。自身も進行する病を抱え「時間との闘い」の日々だ。「太く短く」しっかり生きたい。だから今できることをしておきたいのだ。
「好きな時に、好きな場所へ」櫻井さんと出かける旅はその人の人生にどんな彩りを添えるのだろうか。
スタッフ
- 語り
- :杉本なつみ(関西テレビ)
- ディレクター
- :柴谷真理子(関西テレビ)
- 撮影
- :本中貴久 (関西テレビ)
- 編集
- :久保田光洋(ウエストワン)
- プロデューサー
- :宮田輝美 (関西テレビ)