2019年11月27日(水)深夜1:55~3:10
令和元年度文化庁芸術祭参加作品
人生被害 ~あるハンセン病家族の歳月~

人生被害 ~あるハンセン病家族の歳月~

受賞

日本民間放送連盟賞 テレビ教養番組・優秀賞
ギャラクシー賞奨励賞

内容

80年間、島の中で暮らさざるを得なかった人がいる。その島には「ハンセン病療養所」があった。
金地慶四郎さんは、親族の結婚式にも出たことがなく、父親の葬式すら知らされなかった。家族の絆について、ずっと考えていた人生だった。
黄光男さんは、1歳のときに母親と生き別れ、9歳になるまで母親は島に隔離されていた。
この時間が、黄さんの人生から大切なものを奪った。
この病気になったというだけで、家族は引き離され、その絆まで絶たれてしまった。

2019年11月15日、ハンセン病隔離政策で差別を受けた元患者家族に対し、最大180万円を支給する補償法と名誉回復を図る改正ハンセン病問題基本法が成立した。

ハンセン病元患者と、その家族が受けた “人生被害”
今、彼らの歩んだ人生を見つめなおす。

ナレーション

杉本なつみ(カンテレアナウンサー)

スタッフ

ディレクター:柴谷真理子
カメラマン: 本中貴久
編集:樋口真喜
プロデューサー:萩原守