ザ・ドキュメント

2006年9月28日(火)

内容

「胸の痛み」~アスペルガー障害を知っていますか~

知能や、言語能力は健常者と変わらないのに、人との接し方が分かりにくく、強いこだわりが大きな特性と言われる、アスペルガー障害。普通に生活できるように見える為、周囲の理解を得られず、「変な人」「浮いた人」で片付けられてしまう、生き辛さがあります。

仲よくなりたい…その気持ちを、授業中にいきなり友人を叩く事で表現してしまったアスペルガー障害の少年。親や、先生から、いくら言い聞かされても、どうして怒られているのか分からない胸の痛みが、彼をどんどん追い詰め、問題行動を起していきました。そんな彼を理解できない両親との亀裂。やがて、家族は崩壊しました。

番組の主人公、15歳の少年は、児童相談所の措置により、2年前に家族と離れ、やっと今、心が安定し、どうすれば人に理解してもらえるのか冷静に考え、将来の夢も持てるようになりました。しかし、少年と両親の間には、お互いを理解しあえなかった過去の傷がまだ残っています。なんとか、また一つになれれば…雪解けの日が来ることを望みながら、ようやく彼らはスタートを始めました。

「見て分からないアスペルガー障害」

-長男が起す問題行動で家族は崩壊。
施設で1年半すごしこの夏、
両親の元へもどった彼はボウリングに親を誘う。

一方、ひきこもりの青年達の中に、学校や社会で対人関係につまづいたアスペルガー障害の人が多くいると気付き、思春期以降の当事者とその家族を支援する、「アスペ・ノンラベル」の会には約100人の親子が登録しています。代表の田井みゆきさんは、居場所という時間を提供し、ゲームやおしゃべりを通して当事者の対人トレーニングを試みています。そこにやってくる当事者と、寄り添う家族の姿。 突出した重大な少年事件の加害者がアスペルガー障害であった事から、多くの誤解や偏見を持たれてきた、当事者と家族。

番組では、アスペルガー障害を持つ当事者、その家族の胸の痛みを通して、この障害を理解してもらう事のむずかしさ、障害というよりは、「個性」「特性」という捉え方で、彼らの素晴らしい能力を生かせる事はできないのか…その為に、彼らをもっと理解する社会が必要な事を訴えていきます。

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